ぺぷしのーげん

大企業からスタートアップに転職したアプリケーションエンジニアのブログ

違法操業は一掃すべきでは?→「マイナンバー」導入で中小企業が倒産!? 識者は「社会保険で資金が回らなくなる」リスク指摘

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すべての国民に12桁の番号を割り振り社会保障・税情報をひもづける「マイナンバー制度」の導入まで、あと半年足らず。これをビジネスチャンスにしようと意気込む企業もあれば、大きな負担増になると警戒する企業もある。(中略)

税理士の笹川朝子さんは、社会保険の未納があぶり出されることで、企業の経営に影響が出ると指摘し、こう話した。

「社会保険で資金が回らなくなり、倒産する会社も出てくると思います」

マイナンバー導入で、社会保障制度が適切に運用されるなら悪いことではない。しかし日本経済を下支えしている中小企業が踏ん張りきれずに倒産すれば、元も子もない。

 

社会保険未納は違法操業で不当競争になるのでは?

厳しい言い方をすると、社会保険負担で倒産する企業は本来存在してはいけない企業なのではないでしょうか。なぜなら不法に従業員を雇用していることになり、法律を順守して雇用を守っている企業と不公平な競争となるからです。

とある会社を経営しているA社長。経営状況は厳しいですが、社員の社会保険はきちんと負担しています。最近はB社長が経営する競合企業に顧客を奪われ続けています。今日も顧客がB社長の企業へ契約を変更すると通達してきました。困り果てたA社長はその顧客に理由を尋ねます。

「いや、あっちのほうが安いから…」

A社長はB社長の料金に驚愕します。こんな料金で契約してはA社長は赤字です。なぜB社長は同じ内容の契約を圧倒的な安さで提供できているのでしょうか?

その答えはB社長の社会保険への対応にありました。B社長は違法と知りながら従業員の社会保険加入を控えていたのです。そこで浮いた資金がそのまま契約料金が割引されていました。A社長は契約がどんどん解約され、ついに倒産まで追い込まれます。従業員は全員失業してしまいました。一方のB社長の従業員も社会保険に加入されず、将来的にリスクが高い雇用だけが維持される状況となります。これが今の状況であると言えます。

 

倒産することが完全なる悪というのは行き過ぎ

繰り返しになりますが、さきほどの記事には下記のように締めくくられています。

マイナンバー導入で、社会保障制度が適切に運用されるなら悪いことではない。しかし日本経済を下支えしている中小企業が踏ん張りきれずに倒産すれば、元も子もない。

 ちょっと言ってる意味が分かりません。社会保障制度を違法に免れ、それで浮いた資金で不当な競争を行っている企業が存在することのほうが問題なのでは?「違法とはいえ、雇用を生んでいる企業なのだから倒産するのはマズイ」という考えのほうがマズイです。きちんと雇用を守っている企業が倒産することになれば、それこそ元も子もありません。それとも世の中の中小企業はみんな社会保険を負担していないのでしょうか??

 

社会保険の運用が適切になることで、公正な競争環境になると良いですね。