ぺぷしのーげん

大企業からスタートアップに転職したアプリケーションエンジニアのブログ

下町ロケットと現実を比較してみた|今期最視聴率ドラマ

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下町ロケットみました。僕が能動的にドラマを見るのは龍馬伝以来かもしれません。基本的に家族が見ているのを見る人間なので。とても面白かったのですが、製造業にいる自分として気になる部分や、現実はこうはいかないなーって部分を感想がてら書いてみます。

 

佃製作所は町工場ではない

町工場に定義はないので難しいですが、佃製作所は町工場ではないかなと思いました。弊社ではあの規模の会社を町工場とは呼びません。理由は以下の通り。

  • 社員200名というのは規模が大きい
  • 部品の下請けではなく製品(エンジン)の下請けを行っている

町工場は企業というより自営業に近いイメージで、その規模は数名から数十名というイメージです。佃製作所は組織化された企業なので町工場とは違うイメージ。ただ、作中にも中小企業と呼んでいる時があるので、町工場と中小企業の区別も特にしてないみたいですね。

 

不良品バルブを誤って納品しても許してもらえる?

試験で納品したバルブに不良品が混じっており、試験不合格となるシーンがありました。「たった20製品しか納品していないのに、不良品が混ざるというのは下請け発注するには信用できない」という意見に対して、「でもすぐに良品を持ってきた」という反論がありましたが、ここはちょっと苦しかった。さらに、「ここで不良品を理由に発注を拒否すると佃製作所が特許対応でどう動くかわからない」というのも違和感。

というのも、不良品が混じった理由は佃製作所の社員の不正によるものです。社員の不正によって不良品が混じるような会社に発注するというのは大企業では有り得ない。これを覆すのは相当な理由が必要です。ここで発注拒否すると相手がどう出るか分からないからといって、発注するのは有り得ないわけです。信用できませんからね。まあ、ストーリーとしては不正で不良品が納品されたことは帝国重工は知らないという設定なのでしょうが。

 

大企業ってそんなにしっかりしているのか

一応それなりの規模の企業に勤めてますが、大企業とはいえあんな立派な組織力はありません。それとも日経コア30くらいにでもなると、帝国重工みたいにみんなエリートオーラをばらまいているのでしょうか?

中小企業だからといって技術力がないなんて風潮もありません。むしろ、買って組み立てるだけの大企業の方が技術力がない場合が多いです。トヨタだって一部のキーコンポーネントを除けば、ほとんどは他社の技術ではないでしょうかね?

 

いやーでも面白かった。そして同時に今後の働き方についても考えさせられる物語でした。また続編あるといいですね。小説も手に取ってみようかな?

 

おしまい。