やってきました2016年。昨年は更なる原油安で個人的には大変な損失を出してしまいました。今や僕の周辺のガソリンスタンドはレギュラーガソリンが103円になっています。十数年振りの100円割れも時間の問題ですね。さてさて、2016年もガソリンは安く推移してくれるのでしょうか?
大方の予想は長期的に安い状態が続くというもの
安心してください。安いままですよ!
OPECが減産しない上に、米国のシェールオイル採掘が過去最高となっており、原油生産量は過去最高で推移しています。一方で需要のほうはというと、中国の景気減速、欧州の金融危機やテロの脅威など改善の兆しが見えません。このため、原油価格は上がるどころか、更なる下落リスクがあるという見方が大勢です。
しかし政治と経済は何が起こるか分からない
とある記事に「原油価格が上昇する要素が見当たらない。中東戦争危機でも怒らない限り、原油価格は上昇しないだろう」と皮肉ともとれる内容が書かれていました。そんな中、年明け早々こんなニュースが飛び交います。
これまた急展開。すると、こんな記事も当然出てきます。
そりゃそうです。現在の最大の産油国が米国とはいえ、サウジアラビアの原油産出に大きな影響があれば原油価格は上昇します。ましてや、急な情勢悪化は実態以上の原油価格高騰に繋がりかねません。
実際今回のニュースで原油価格は?
12/30にWTIは1バレル36ドル後半で推移していました。終値は37ドルでしたが、1/4は一気に38ドルまで一時上昇しています。その後、36.5ドルまで戻しましたが、再び37ドルまで回復しています。一時的には今回のニュースで原油価格が上がった可能性もありますが、今後どのように影響があるのかは不透明ですね。
ということで、結局確かなのは原油価格は誰にも予想できないということです笑。少なくとも3月までは今の価格が続くことは確定しているので、そこまでは安心していいと思います。原油価格がガソリンスタンドの価格に反映されるまでに2~3ヵ月かかりますから。