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転職意思低い系の僕がWantedlyであっさりと転職決定した件について

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Wantedly(ウォンテッドリー)「はたらく」を面白くするビジネスSNS

新年度ということもあって、しばらく人生論みたいなことを書いていきますよ。前回に引き続き第二弾は転職について。色々ありましたが、まずは転職が決定した際に利用していたWantedlyについて書いていきます。

Wantedlyとは

Wantedlyはスタートアップやベンチャー企業と交流できるSNS

色んな人から「次の会社はどうやって見つけたの?」と聞かれるのですが、Wantedlyと答えても一般には分かってくれる人は全然いません。当然「Wantedlyってなに?転職サイト?」と聞かれるのですが、一般的な転職サイトとはちょっと違います。

jp.techcrunch.com

いわく、ビジネスSNSだそうです。もちろん転職希望者が登録して問題ないのですが、もっと気軽に使えるようになっています。

  • スタートアップやベンチャー企業を訪問してみたい
  • スタートアップやベンチャー企業の社員や役員、社長に会ってみたい
  • フリーで活動しているので、良い話があれば仕事を受けたい
  • 同じスキルを持ったエンジニアと知り合いたい
  • 自分が持っていないスキルを持ったエンジニアと知り合いたい

などなど、採用機能を兼ね備えたSNSです。学生さんがここで就職先を見つけることもあるようですね。

Wantedlyに登録してみる

Wantedlyに登録した理由

大企業でのキャリアに不満や不安があるけど、スタートアップやベンチャー企業への転職は実力不足やブラック企業に間違って入ってしまわないか?など不安は大きいものです。Wantedlyは採用に応募という形ではなく、見学や交流名目でオフィスを訪れることができるため、仮に転職意思がなくてもスタートアップやベンチャー企業の実態や状況、雰囲気を知ることができます。色んな会社をまずは知ることで今の会社の長所や短所も分かるものです。そこでまずは登録してみました。

Wantedlyへの登録内容

個人的に登録することをオススメします。実際に登録してみた結果、自分の実務経験やスキルを振り返る良い機会になったからです。それなりに成長してきたと思っていても、いざ自己紹介やスキルを書こうとすると「人様に言えるほどの技術はないな…」となってしまうものです。とりあえず、僕はだいたい以下のようなことを書きました。

  • 大学と大学院で生物学および情報工学を専攻
  • 大手機械メーカーで産業用ロボット向けのアプリケーション開発に従事
  • 開発環境はVisual Studio 2005, 2008, 2010, 2013で.NET Framework
  • 開発言語はC#
  • 現在はレガシーコードのリファクタリング
  • UMLを用いた要件定義や基本・詳細設計
  • プライベートでAndroid, Swiftなど
  • 今後はRuby on RailsやAngular.JSとか触ってみたい

とはいえ、Wantedlyはスタートアップやベンチャー企業がほとんどなので、僕のような人材は需要から外れています。やはりアプリ開発エンジニア(iOSやAndroid)やサーバーサイド(Ruby on Railsなど)のエンジニアの需要が圧倒的に多いようですね。 

Wantedlyの反応や連絡

登録1か月でWantedly経由スカウトメールが来た

登録しても何の音沙汰もないなーって思ってました。これならSwitchのほうが反応あったなーと。でもこっちはこっちで企業側のスカウトが軽く、結局1社も会うことがなかったんですよね。

hazakurakeita.hatenablog.com

初めてスカウトメールが来たのは登録から1か月が経過したころでした。WantedlyはSwitchと違って社長から直接メッセージが来るのがSwitchと違って印象的でしたね。

はじめまして!

株式会社XXXXのAAAAと申します。

経歴を拝見させて頂きまして、
新規事業へのご興味やプライベートでも新たな分野へのご興味を持たれ実践している点など、
当社の求めるエンジニア像に近いと感じてご連絡させて頂きました。

当社は100名ぐらいのベンチャーですが、
僕も含め半数以上がエンジニアで、エンジニアの理想を追求すべく日々成長に努めています。

これからもガンガン挑戦していきたいので、
一緒に理想を追求して頂けるエンジニアを探しております。

もしよろしければ一度カジュアルにお話出来たらと思います。
平日の遅い時間やスカイプ等でも大丈夫です。

それでは、ご検討を宜しくお願い致します!

社長の名前を使って面談に持ち込む企業も中にはいらっしゃるようですが、この企業さんは社長自らお話の時間を設けていただきました。結果としては辞退させていただいたのですが、他のエンジニアの方との時間も作っていただき、とてもお世話になりました。そしてほぼ同時期に他にもスカウトメールが来るようになってきました。

こんにちは!
株式会社XXXXのAAAAAといいます。

プロフィールを拝見して、ぜひ一度お話を伺いたいなと思いました。
是非一度、私たちのオフィスに遊びに来てみて下さい!

お忙しいとは思いますが、ご返事お待ちしてます!

どんな企業かと思って調べてみたら興味深かったので、すぐに返事しました。が、年末年始ということもあり返事なし。年明けに再度連絡してみたところ、今度はすぐに返事がきました。そしてオフィスへ遊びに行ってみることに。

スカウトメールを送ってくれた企業のオフィス訪問

創業1年半で従業員15名程度の会社だったのですが、場所は大手町。んでもって、オフィスがあるビルに行ってみると。。。おぉぉぉ、、、弊社の本社ビルよりデカいんやんけ…(ただの田舎者です)。もちろん持ちビルでもフロアごと借りているわけでもなく、新しくシェアオフィスを始めるという話があり、誘致されたとのことでした。

Wantedlyでの採用フローやプロセス

企業は気軽に最初から入社を勧めてくれる

新卒採用市場での就活しか経験したことなかったので、就活といえば

  1. エントリーシートと履歴書を送る
  2. 筆記試験を受ける(企業による)
  3. 面接を受ける(数回)
  4. グループディスカッションを受ける(企業による)

などなど選考プロセスがあるものだと思っていました。しかし、Wantedlyの面談では、

  1. 採用権限がある人と会い、その場で興味があるか確認
  2. 興味があれば他の社員などと会って入社を勧める

みたいな感じです。辞退した1社目もこんな感じでした(こちらは面接あるみたいでしたが)。今回はCTOさんと面談し、お互いの自己紹介や会社説明、今探している人材など話をしました。興味あるなら次は他のエンジニアや社長と一緒にお話しましょう!ってことで、今度はランチをすることに。

ランチでも特に面接のような会話はなく、今までやってきたこと、できること、今どんな人を探しているのかということ、などを話しました。半分以上は雑談でしたけど。最初の面談から僕の気持ち次第で即入社決定みたいな流れだったので、今回は嫁や会社と話してみますという結論で終わりました。そしてそのまま入社する流れとなりました。

1社目もそうだったのですが、社長みずから初対面の僕に「うちで働きませんか」と何度も言っていただき、大変恐縮でした。「なんで初対面でそこまで言えるのですか?」と逆質問したくらいです。理由は実務経験や経歴、話してみての感覚とかあるそうですが、なんといってもこのスピード感が良いですね。これぞダイレクトリクルーティングの魅力です。

Wantedlyの特徴とメリット

Wantedlyは潜在転職者にアプローチできるのが強み

ここまで読んでいただければ分かるように、僕は積極的に転職活動をしていたわけではありません。「良い話があれば」程度だったわけです。でも普通の転職サービスやエージェントだと「良い話があれば」の人間は相手にしません。効率悪いですからね。しかし、企業側からするとそんなの関係ないわけです。ほしい人はほしい。そして優秀な人は転職市場にそもそも流れてこない。

そうなると、「良い話があれば」の人に直接アプローチできるサービスに需要があることになります。それがダイレクトリクルーティングの特徴です。僕は転職する気がそこまで高くなかったにも関わらず、まんまと潜在需要を掘り起こされたわけです笑。

Wantedlyで転職してみた感想

一般的な転職活動には当てはまらない

転職が決まってから、周囲から「面接通ったんだね」「内定はもらったの?」とか聞かれるんですが、いつも困ります。「一度面談して、社長と役員でランチして決めた」と言っても、なかなか理解してくれない笑。両親なんて、それって大丈夫な会社なの!?って反応ですね笑。まあ、でも企業に依存した人生送りたくないので、個人的にはこのくらいが実はちょうどいいのです。皆さんもまずはWantedlyに登録してみてはいかがでしょうか?

 

おしまい。