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生産性の低い社員に残業させるのはコストが高いという認識を持つべき|勘違いワークライフバランサー問題

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こんにちはKeitaです。Yahooの記事で勘違いワークライフバランスが増えているという懸念が投稿されていました。仕事が終わっていないのに残業せず帰宅する部下にキレそうになる上司が増えているとのこと。一方でNewsPickerからはその上司に対する批判が体勢を占めています。面白い。

 

なぜワークライフバランスが増えているのか

安倍政権の働き方革命大きいんですかね。国策で生産性の向上が推進されているので、最近は労基も大企業に対して労働環境への目が厳しくなっているようです。僕の前職でも長年労基の指摘を無視してましたが、安倍政権の誕生によりいよいよ無視できなくなったようでした。ついに色々と対策が実施され、人事部等から残業制限が厳しく実施されるようになっていきました。これに伴い、仕事が残っていても定時で帰宅する勘違いワークライフバランサー増えてきたのではないかと思います。

newspicks.com

 

勘違いワークライフバランサーが悪いのか?

いやしかし、上司も上司です。いきなりキレたり、人事評価をマイナスするのではなく、まず部下と話し合い指導、教育するべきでしょう。

  • なぜ今日中に終わらなかったのか
  • 今日できなかったが、いつできるのか

これを把握できてない上司相当問題だと思いますね。ホウレンソウができていないなら、そできていない状況を放置してるのもマズイ。つまり上司の方が相当マズイことが分かります。そもそも何も言わず帰宅している場合、そもそも今日中に終わらせないといけないことが伝わっていない可能性もあるわけです。そうなると上司の情報伝達不足ですよ。

僕の経験

というのも、僕自身も似たような状況にあったことがあります。ある日、仕事がなくて暇な日がありました。同僚の人も会議で席を外していて誰もいない。しょうがないからネットサーフィンして調べ物をしていました。「今日は定時ダッシュだなー」そんなことを考えながら睡魔抑制剤と言う名のコーヒーを飲んでいたわけです。

ところが、定時直前に今日中に終わらせねばならない仕事が降ってきたのです。それ朝に言ってくれれば残業必要なかったし、定時で帰れたのに。。。無駄に会社は残業代を数時間支払ったわけですね。もちろん定時直前に緊急の仕事が入ることはあります。その時に「定時なんで」と言うのは勘違いワークライフバランサーですが、そうでない場合も多々あると思うので改善は容易ではないでしょうね。

 

生産性の低い社員に残業させてはいけない

「仕事が終わってないなら残業して終わらせろよ!」という気持ちは分かります。そして、「自分の能力不足で仕事が遅れて残業になってるのに、なんで残業代を払わないといけないんだ!」という気持ちも分かります。しかし、個々人に責任転嫁してるだけです。これを調整するのが管理職の仕事です。結局個々人の能力を見ずに「一般的にこの量の仕事は1日で終わるだろう」という考えで仕事を分配しているからこうなるのでしょう。個々人の生産性を考えて仕事を割り振るのが管理職に仕事です。だって飲食店の厨房で、個々人の能力を考えず料理のオーダー指示する店長やマネージャーっていますか?遅い人は場合によっては皿洗いや掃除に回しますよね。そんなことしていると料理効率が落ちてオーダーが回せなくなります。ホワイトカラーになるとなぜかこれができていない。

生産性が悪い人は残業も伸びてしまうので、通常より多くの残業代が発生してしまうことにもなります。それなら生産性が高い人にやらせるべきです。生産性が低い人に残業をやらせるのはコストだという認識が必要ですねー。

 

おしまい。