ぺぷしのーげん

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終身生命保険は本当に貯蓄に不向きの情弱向けの金融商品なのか?

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資産運用の話になると貯蓄型の終身生命保険は情弱向け商品で契約するべきではないという主張が多くみられます。特に大手保険会社は営業に多額の支出をしているため最悪だとのこと。僕は第一生命で終身生命保険に終身三代疾病特約を付けて契約してるので傷つきます笑。ネット保険だと安くなるんだとは思うのですが、契約してしまったものはしょうがない。とりあえず本当に損なのか?ということを計算してみました。

第一生命で契約した終身保険の内容

終身生命保険を契約

終身の生命保険を第一生命で契約したのが29歳の頃です。満期は60歳で、月々の保険金額は22,000円ほど。死亡保障は1,000万円です。

終身の三大疾病特約を付ける

終身生命保険ですが、三大疾病特約を付けています。この三大疾病特約は、ガンや脳卒中、心臓発作に対する医療保険です。実はこの手の医療保険に終身型というのは珍しいらしく、第一生命では終身生命保険の特約として用意されているみたいです。三大疾病で一時金300万円が支払われます。

なぜ終身生命保険に加入したのか?

結婚したから生命保険を契約

きっかけは結婚でした。それまで掛け捨て型の総合保険に月々8,000円で入っていたのですが、掛け捨ては勿体無いし掛け金が高いのではないかと親に言われ、終身型への切り替えを決めました。後に書きますが、終身型だと掛け金が全て戻ってくることが分かったからです。

転職して退職金がゼロになったから貯金したい

掛け捨てから終身に切り替えた理由の1つに転職もあります。新卒では企業年金型の退職金制度を有した会社で働いていたのですが、退職金制度がないスタートアップに転職したので、自分で退職金相当を積み立てたいなと思ったからです。仮に定年まで新卒で入社した企業に勤めた場合、恐らく退職金は1,500万円程度でしょうか。これも後で詳細書きますが、その半額程度は積み立てできる契約になってます。

終身生命保険は本当に損をするのか

生きている間に満額返ってくることはない

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掛け金と解約時の返還金を年齢でグラフ化したものです。掛け金は65歳まで払い続けます。途中で解約すると一定割合返ってきます。その割合は上がってはいくのですが、いかんせん金額も増えていくのでグラフだとマイナスの額が増えていくように見えますね。また、65歳以降は支払いが終わる一方で返還率が上がるので、マイナスの額はゼロに近づいていきます。しかし、88歳になってもマイナス10万円で満額にはなりません。

実質の月々の保険料

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終身生命保険は途中で解約すると解約返還金が貰えることは先に述べました。また、この返還率は加入期間によって変化し、長ければ長いほど返還率は100%に近づきます。逆にいうと、返還されない金額が掛け捨ての保険料とみなすこともできます。その実質の保険料を年齢の推移でグラフ化したのが上図です。満期である65歳で実質の保険料は2,000円になります。65歳で解約すると、月々2000円の保険料で1,000万円の死亡保障と300万円の三大疾病特約の掛け捨て保険に契約しているのと実質同じということになります。解約を88歳まで我慢すると、月々の保険料はなんと150円になります。やっす笑。

満期まで続ければ掛け捨てと同等の保険料になる

65歳で解約すると実質の保険料は2,000円です。これを第一生命より保険料が安いであろうネット保険会社であるSBI生命の掛け捨て生命保険と比較してみます。SBI生命では保険料が30~50歳の平均が2,280円です。つまり、第一生命の割高と思われる保険料でも終身生命保険で満期まで続ければ安いわけです。70歳まで解約しなければもはや半額です。

終身生命保険は金銭的な損は少ない

以上から第一生命の終身生命保険でも僕は大きな損はしていないという結論に至りました。ただ、あくまで金銭的な損失がないだけであって、機会損失が生じている可能性はあります。例えば掛け捨ての生命保険にすれば月々の保険料は2,280円となり、終身生命保険の保険料である22,000円と比べて月々の負担が2万円ほど軽くなります。この2万円を終身生命保険ではなく株や投資信託で積み立てたほうが貯蓄としては賢いという考えもあるからです。そういう意味で終身保険は情弱製品という批判されている方もいると思います。ただ、僕の場合は終身生命保険とは別に個人型拠出型年金に23,000円フルで毎月拠出してますし、そこは個人のリスクの分配によって決まるものだと思います。

終身生命保険のメリット

保険料負担がどんどん軽くなる

終身生命保険の実質の月々の保険料は先に示したように、年々軽くなっていきます。一方で掛け捨ての生命保険の場合は、年齢を重ねるほど保険料が上がっていくため負担は重くなっていきます。年功序列が崩壊した今、保険料負担が重くなっていくのは辛いです。終身生命保険は22,000円の保険料こそ重いですが、今までの掛け金を使って払い込みを一時停止することや、定期預金に変えることもできます。今月々の22,000円が負担でなければ負担となるまで加入するという選択もできます。いずれ負担となることが予め分かっているなら避けるべきですが。

不幸があっても積み立ては満額になる

生命保険を掛け捨てにして株や投資信託で積み立てたほうが運用として賢いです。とはいえリスク分散を考えると、元本保証での貯蓄も一定割合は必要です。元本保証での資産形成の選択肢は主に下記の方法があります。

  • 掛け捨て&定期預金
  • 掛け捨て&個人向け国債
  • 掛け捨て&個人型確定拠出年金の定期預金
  • 終身生命保険

もし満期を迎える前に不幸があった場合は保険料が安い分、掛け捨ての場合が有利です。例えば「掛け捨て&定期預金」であれば死亡保障の1,000万円と定期預金がプラスされるからです。終身の生命保険は死亡保障の1,000万円だけです。一方で、満期まで健康に過ごすことができれば終身の生命保険のほうが保険料は割安になりますし、年配になったときに経済的な問題が生じて保障手放すリスクは減ります。結局はリスクは個人によって違うので選択肢も個人によるというわけです。まあ、一般的には掛け捨て&アルファのほうが賢いかもしれませんが…笑。

参考

お手頃でシンプルな定期保険「クリック定期!」キャンペーン実施中! | SBI生命

保険料の払込が困難になった場合|やさしくわかる保険のはなし