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視聴率なんて古い指標をいつまで使い続けるのか?|テレビ業界の崩壊

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若者の○○離れはただの少子化による絶対値低下だけの場合も多いのですが、若者のテレビ離れは本当に起きていると実感してます。皆んなテレビ見てないですし、僕もテレビは目覚まし時計と化しています。電源いれててもApple TVでHuluやYoutubeのモニタとしてしか使っていません。そんな時代に変わってきているのに、未だにテレビ局は視聴率ベースのビジネスをしています。なんなのそれ?宗教なの?

 

現代の主流はコンテンツ連動型広告

今世紀に入って急速に市場を形成したネット広告は、多くがコンテンツ連動型広告です。ユーザーの傾向や過去の購入製品データを元に表示する手法です。以前はGoogle検索やAdsense広告しか目にしませんでしたが、最近はあからさまになってきています。Amazon.comで掃除機を買ったらFacebookのタイムラインに掃除機の広告が載る時代になってきました。Suumoで賃貸マンションを検索したらYAHOOニュースのサイド広告に不動産賃貸の広告が表示される時代です。

テレビ広告は視聴率型広告

テレビ広告の広告型名が分からなかったので、勝手に命名しました。どなたか知ってたら教えてください。ともかくテレビ広告はユーザーに対してピンポイントに訴求することができません。とりあえず見てる人に強制的に見せる方法です。街中の看板広告に近いものがあります。動的に表示できるメディアなので、街の看板広告と同じ方法ってちょっとナンセンスだと思いませんか?

もちろん莫大な人数の人に訴求したいという需要も結構あると思います。老若男女問わず訴求したいと。これはYAHOOのトップ広告も同じだと思います。しかしYAHOOは先ほど書いたようにコンテン連動型も併用してます。テレビも視聴率方式をやめろとは言いませんが、もうちょっと頭使えないの?とは思ってしまいます。

視聴率型広告をやめるとしたら?

前から思ってるんですが、ターゲットを明確に絞った番組を制作し、そのCM枠もそのターゲット層に直接訴求するようにするのはどうでしょう。ミニ番組では似たようなことしてるケースもありますね。

prtimes.jp

番組枠とCM枠を一緒に販売してしまうわけです。自動車をベースとした番組を制作し、CM枠は全て自動車業界のものにするとか。視聴率はとれないかもしれませんが、視聴者の多くは自動車に興味関心がある人たちです。結果的に良好な広告効果を発揮するかもしれません。例えば、今度出た新車でドライブする旅番組。放送時間の多くは移動中の映像。お笑い芸人やタレントをつかって車内でトークする。そして、CM枠では使用した自動車の広告はもちろん、レンタルしてますよ!ってレンタカーのCMも効果的かもしれません。

 

低迷する視聴率に対して「番組構成が…」「番組の内容が…」というのも大事ですが、経営者はもっと経営的アプローチで何とかしようと思わないの?というのが最近の疑問なのでした。