定期的に出てくるNHK受信料問題。今までは未納率や裁判などが中心でしたが、いよいよ受信料義務化の話が出てきました。まあ、今も払う側にとっては義務みたいなもんなんですけどね。これに対して猛烈な反対意見が出ています。
NHKは公共放送
とりあえずコレを議論するために、NHKは公共放送であることを理解しましょう。民放と比較して受信料批判してる人が多すぎます。
「見ないから払わない」の論理は成り立っているのか?
公共放送ですからね。見たい人だけで成り立つのでしょうか?この主張をするのであれば、公共放送は日本には不要という主張にしないと難しいかもしれません。それはそれでアリですね。今の時代に公共放送が本当に必要であるのかどうか、不要である理由なんていくらでも出せそうですし。「見ないから払わない」と「ただ払いたくない」を客観的に区別するのが難しいですね。
イギリスのBBC放送も現在激しい攻防戦に
やはり海外の実例をもとにNHKを議論したほうが良いと思います。そこで最初に思いつくのがイギリスのBBC放送。なんかこっちも大変なことになってきているみたいですね。
BBCもNHKと同じでテレビやビデオデッキを購入したらライセンス料が発生するみたいです。そんなBBCもライセンス制からサブスクリプション制にする話が出ているそうで。つまり、見たい人だけが受信料を払うということですね。しかし、そのような方法にしてしまうとBBCの存在意義も必要性も薄れる可能性を東洋経済は指摘しています。最悪の場合はBBCが消滅してしまうと。そしてそれはイギリス政府も国民も望んでいないはずだと締めくくっています。
個人的には公共放送は必要だと思う
やはり政府と民放だけでは足りないと思うんですよね。政府、民放、公共放送が互いに牽制し合うほうがより健全になると思います。問題なのはNHKがその公共放送として成熟できていないということでしょう。BBCのように国民の誇りにもなれていないし、国際的な地位やブランドもイマイチ。まあ、ニューヨーク旅行中にホテルでNHKを見れたのは良かったですけどね笑。あとは受信料の徴収の仕組みも古臭いのかもしれないですね。テレビを買ったら契約したことになるって分かりにくいです。それならリサイクル料のようにテレビ購入時に強制的に徴収されるとか(月々の徴収は問題残りますけど)、もっとやりようはあると思うんですけどねー。