原油大暴落。ちーん。
原油の暴落から早一年半
原油の暴落が始まったのは一年半前から。ウクライナ問題が勃発したときです。政情不安は原油の高騰を招くことが多いのですが、当時は原油高で潤っていたロシア経済への打撃を狙った米国と、シェールオイルの台頭を駆逐したいサウジアラビアの利害が合致して一気に原油を暴落へ導いたというストーリーも噂されていました。
しかし、ここにきて再び原油が下げ始めています。チャイナショックにより原油は供給過剰が加速し、市場に余っています。余っていれば誰も買わないので、皆投げ売り、価格は大きく下げてしまいます。
実は原油って個人でも買うことができる
ウクライナ問題から一年の今夏。原油価格も落ち着いてきたところで僕は原油を買いました。チャイナショックが起こる前です。買うとすぐに原油価格は上昇を始め、1バレル60ドル付近まで回復しました。あれから半年。今は1バレル37ドルまで下がっています。半値近い暴落です。チャイナショック恐るべし。
特に僕が買ったのは原油ダブルブルという原油価格の二倍の値幅で動くETNという上場投資信託です。上場投資信託とは市場で売り買いできる投資信託です。通常の投資信託は証券会社を経由して購入するため、売買に時間がかかります。しかしETNは市場で取引できるので、売りに出した瞬間に現金に換金できます。逆も然り。
単純に市場の原油価格が5％下落すると、このETNは10％下落するので、ハイリスクハイリターンの金融商品となっています。しかもダブルブルなので、原油価格が横ばいだと証券価格は下がるという厄介者。長期保有には向かないとも言われます。そうです。今のところ僕は完全に失敗しています orz
長期保有したい場合は
5年10年のスパンでみたら今の価格は破格でしょう！って思う方は現物で原油を購入すると良いかもしれません。現物というのはダブルブルのようにレバレッジをかけていない購入方法と思えば良いです。価格が横ばいでも証券価格が下がるということはありません。
こちらも下げていますが、ダブルブルのように二倍で動かないので、比較的緩やかな下げとなっています。これを下げたら買う、また下げたら買うを繰り返すことで、いずれ大きな資産を築くことができます。（一方で技術革命が起きて原油を全く使わない世界が急にやってくると大損するかもしれません。）結局定期預金よりも高い利率を求めると、より高いリスクを取らないといけないわけですね。投資は自己責任ですので、この記事をみたから損をしたとか言わず、自身でしっかりと検討してくださいね！
以前も同じようなこと書いてたな…。また定期的に報告しますよー。
