会社員を4年間やってきて、会社の中で得られる経験と知識だけで仕事をしている人はダメだということに気付いたというお話。
社内専門家に価値ないですよ
何年も同じ会社に勤めているので、社内の人脈や製品の移り変わり、あとは業界の知識とかとても詳しい人たち。これらは1つの武器ではあるけども、この武器だけで仕事をされると正直迷惑。融通も機転も利かない傾向があると感じてます。そういう人たちの指示や会議での発言って次のようになりがちなんですよ。
- 今までの社内の経験や事例をもとに行動する
- お客さんの意見は絶対
- 意見が意見になっていなくて、ただの感想
今までの社内の経験や事例をもとに行動する
これは必ずしも悪いというわけではないのですが、極端に依存してしまうと迷惑。例えば今の会社だと、モバイルとかクラウドとか単語を出そうものならば「生意気だ」と言われそうな雰囲気があります。流行りものに手を出すこと自体が白い眼で見られるというか、今までの経験や事例に反する場合が多いので、「お前は何も分かってない」「新しければ良いとは限らない」とか言ってきます。いやいや、あなたが新しいこと何も分かってないでしょ?新しければ良いとは限らないって、良いかどうかの検証も調べもしてないでしょ?。しかもこれ、30代前半の比較的若いひとでも言ってくることがあるから驚き。まずは検証してみようよ。。。こういうの最近「若き老害」とか呼ぶそうです。
お客さんの意見は絶対
過度にお客さんの意見に陶酔しているような。お客さんにとって良いことしかできない人はとても迷惑です。例えば、すべてのお客さんが「欲しい」と言っている機能だからといって、それと実際に開発費をかけて開発するかは全く別の話です。製品のコンセプトやターゲット、今後のバージョンアップを含む戦略などマーケティングの観点からも検討して決めるべき。「なんでその機能開発する必要あるんですか?」と聞いても、「お客さまが欲しいと言っているから」としか答えられない営業や商品企画はダメです。そんなの分かって聞いとるわ!!!
意見が意見になってなくて、ただの感想
たまに判断の根拠を疑うことって仕事しているとありますよね。開発としては、開発工数から開発費が逆算できて、現在の販売状況からお客さん1社当たりいくらになるのかを考えるわけです。そうなると、これ開発するの割に合わないなって思ったりするものです。そこで「これ本当にお客さん欲しいですか?(価格と必要性を天秤にかけて)」と聞くわけです。すると「はい必要です。皆さん欲しいといってます(価格のことは頭にない)」って返ってくることも。いやー、開発の人がいうのも何ですけど、もうちょっとマーケティングとか販売戦略とかないんですかね。そういう経営学的(マーケティングとか)なことって会社で体系的に学べないと思うんですが、プロとしてそういうバックグラウンドも持っておいて欲しいんですよね。こっちは開発に専念したいんだ、余計なオーバーヘッドを作らないで欲しい。
ついには先日送られてきた資料に目を疑うことが書いてありましたよ。「これはお客さまはあまり必要とする機能ではありません。しかし、私たちが検証するのに頻繁に使用する機能です。よって、次期バージョンでは開発必須項目とします」
えええええええええええ!!
もう寝よう。おしまい。