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僕が転職という選択肢を考えた理由と、転職エージェントを困らせた話

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転職意思低い系の僕でしたが、それでも転職サイトやエージェントに登録したのは事実。そのきっかけと、転職エージェントを困らせてきた話について書いてみました。

 

きっかけは起業イベント

2014年の12月に知人が開催した起業イベント。堀江貴文氏を中心に複数人の起業家や経営者によるパネルディスカッションを聞いてきました。この中の某ベンチャーキャピタル代表がこう言っていたのです。
 
「皆さん、転職エージェントって実は結構使えるんですよ。企業は新規事業の責任者や、代表を転職エージェントを使って探しているケースがある。転職エージェントってそんな案件も持っているんですよ」
この話は寝耳に水でした。なんとなく僕は起業したいはずだと思いながらも、起業が目的から手段に変わらず悩んでいたからです。なるほど、雇われて会社経営をする道が、しかも転職という手段で得ることができるのだなと知って衝撃を受けたのです。それ以降、僕は経営者になる1つの手段として転職サイトやエージェントの活用を検討するようになりました。
 

どこに登録したのか

同じイベントに参加していた知人の会社経営者の方に尋ねました。あのとき言われていた転職エージェントとはどこのことなのかと。すると、ビズリーチがそういった案件を持っているのではないかということで、ビズリーチに登録してみました。

大量に来るスカウトメール

ビズリーチに登録すると大量のスカウトメールが届きます。その多くが他社の転職会社やエージェントたち。どうもビズリーチは企業だけでなく、転職会社やエージェントからも連絡が来るシステムなようです。転職エージェントには基準不明なランク付けがされています。あまりの多さに様子見していると同じ転職エージェントから再度スカウトメールが来るようになります。そこまで連絡していただけるとは!と思い、まずは1人のエージェントと会ってみることにしました。
 

初めての転職エージェントとの接触

面談場所は渋谷。数回スカウトメールを送っていただいたエージェントです。僕のどういうところに興味を持っていただいたのだろうと、内心ワクワクドキドキしながら面談場所へ向かいました。しかし、実際に会ってみると何て事はない。転職エージェントはいつも通りといった感じで話しかけてきます。それどころか、「今回は何故私に会おうと思ったのですか?」くらいの対応でした。いやーあなたから熱意あるスカウトメールが来たからなんですけどねー。
 
どうやらビズリーチでは無数の転職エージェントや企業が絨毯爆撃式にスカウトメールを送っているみたいです。しかも人によっては転職エージェントの名前だけ借りていて、実際の面談は別の担当者なんてことも。うーん。。。
 

転職エージェントに聞かれたこと

まずは転職動機や意思ですね。僕は動機もなければ意思も低かったので、ここら辺で見切りをつけられたのかもしれません。あとは、現在の業務内容や現在興味ある企業、希望年収や勤務地について聞かれました。僕はインドとイタリアとオフショア開発していたのですが、イタリアと開発していたという点に注目したそうです。そういう人ってなかなかいないので話を聞いてみたかったと。あとはIoT関連が今後伸びていくに当たり、メーカーの開発者とも接点を持ってみたかったとのこと。期待していたような案件や機会というのは得られませんでしたが、最初でしたし、なんとなく雰囲気やエージェントという者を知れたので良かったかなとは思いました。
 

俺は転職したいわけじゃない、機会が欲しいんだ

しかし勧められる求人はどこもエンジニアの募集。フツーの転職ですね。そこで僕は違和感しか感じませんでした。別に安定した職や、今より待遇の良い職を探しているわけではないのです。
 
  • 自分の仕事が社会に役立っている実感
  • 企業の成長ふぇーずの体感
  • 1人のエンジニアとしてではなく、1人の責任者、担当者、経営者としての実績
これらを得られるフィールドを探していたのです。このことに気付いたのもビズリーチのお陰ではあるのですが、今回は案件も機会も得られなかったので仕切り直しです。
 

新規事業担当者や役員クラスに特化した転職エージェントを発見

ある日、山のようなスカウトメールの中から、転職希望者を新規事業担当者や役員クラスとして転職させている転職エージェントを見つけました。直感でコレだ!と思ったので、すぐに返信。面談することになりました。
 
その転職エージェントおよび会社は独特の雰囲気を持っており。あなたはベンチャーや成長企業で本気になる覚悟はあるかどうかの誓いの書みたいなのが用意されていました笑。サインしないと話が進まないので、とりあえずサインします。そして、僕が会社経営者やCTOのような一定の権限や責任ある役職を希望している旨を伝えました。しかし当時僕はまだ28歳。そのような案件は35歳以降でないとなかなか厳しいという回答が。代わりに似たようなキャリアステップということで、成果主義の強い企業や、コンサル会社などを紹介されました。でもやっぱり違和感しかなかった。これだとやはりただの転職なんですよね。それを伝えてもエージェントは苦し紛れの求人しか提示できませんでした。すみません。。。
 

代表取締役の直接指導後、新規事業会社の社長を任せるという案件

今度はエン転職で代表取締役の直接指導後、新規事業会社の社長を任せるという求人を見つけました。すぐさま応募し、書類を作成、送付しました。すると同時にエンエージェントから面談の連絡が。今回の求人にしか興味がなかったので気が乗りませんでしたが、電話でいつ面談しますか?と最初に言われたので断れなかった。面談することになりました。エンエージェントと面談して今回の求人の話をしてみると、それはエン転職の案件でエンエージェントの案件ではないとのこと。このため、エージェントから何かアドバイスしたり仲介することはできないと。なんのために今日面談に来たんやー。相手も、僕がただの転職ではなく、将来的に起業なり経営者なりなって、最終的には様々な企業の社外取締役になれるようなキャリアパスを描いていることを理解しながらも、そういう案件はなかなかないですねえ、、と困り顔。
 
とはいえ、さすが大手の転職エージェント。今まであったエージェントの中では最も信用できる人でした。話し方もしっかりしていたし、真摯にこちらの動機や希望職種を探ろうとしていましたね。とても好感の持てる方でした。また機会があれば相談したいです。…数日後、エン転職から応募した案件は書類選考で落ちました笑。
 

最終的にはエージェントを一切使わず会社を見つけた

結局、エージェント経由では起業イベントで存在を教えてもらったような案件には出会えませんでした。まだ若すぎたんでしょうかね。あるいは経歴や実績がなさすぎたか。まあ、そりゃそうですね。まずは経歴や実績を積むために、Wantedlyでお声がけいただいた企業へフィールドを変えてみることにしました。詳しくは別記事で書いてます。

hazakurakeita.hatenablog.com

 

人生も3分の1は終わってしまいました。残りの人生で何とか成果を残すぞー。

 

おしまい。