大企業って離職率が低いので、退職手順なんて説明ありませんし、参考にする人も身近にいません。あまりに未知数で不安でいっぱいでしたが、なんとか退職手続きが終了(したはず)なので、一連の流れを記しておきます。
退職に至った経緯
とりあえず退職までの話は別に書いています。
まずは上司に報告
とりあえず直属の上司に相談することにします。別に会社に恨みも憎しみもないので、退職届をドーンって叩きつけるなんてことはしません。それどころか、良くしてもらった上司に退職について話のが申し訳なくて仕方がなかったですよ。
僕「上司さん、本日打ち合わせ宜しいですか?会議室で」
上司「おう。って、ここじゃ話せないの?」
僕「はい」
好きな女の子を告白のために二人きりの場に呼ぶ感じ。
冗談じゃなくて、緊張感は本当に同じですよ。「なんで?」って言われたときとかすごく困りますしね。その状況を周りに見られるのもマズいので。
退職の意志を伝えたら何て言われるのだろうと、会議室で上司を待っている間に緊張は頂点に達しました。これは入社以来もっとも緊張した瞬間でした笑。退職の意志を伝えた際、上司は驚いていましたが、すぐに切り替えて今後どうするかという話をしてくれました。今回の僕の決断を応援するとまで仰っていただいて、ちょっと感極まってしまいましたね。。話はすぐに上司の上司(元直属の上司)に伝わり、そこでも応援の言葉をいただきました。ホント、良い職場に恵まれていました。感謝しています。
上司から最終的に人事まで連絡がいく
その日のうちに人事から面談の連絡がきました。上司から上司の上司、部門長、そして人事まで連絡がいったようです。なるほど、退職者は何もしなくていいんですね。さすが!何だかんだいって大企業はプロセスがしっかりしている。
人事との面談も緊張しました。学生のときから新卒採用でお世話になった方ですからね。ここでも何言われるのか不安でいっぱい。しかし、面談してみると非常に残念そうにしていただきながらも、最終的にこの決断を応援すると言っていただきました。大企業からスタートアップへの転職ともあり、
- 結婚したばかりで大丈夫なのか
- 少なくとも今の会社のほうが安定していると思うが何故
など心配していただきました。リスキーな選択をした僕に、「じゃあもう困ったら僕にまた連絡ください笑」って言ってくれました。別に困ったときに戻れる可能性をいただいたことが嬉しかったわけでも、安心したわけでもありません。その信頼していただいた気持ちがとても嬉しかった。絶対に戻りたいなんて思わないように成功させよう!って思ったのでした。
僕が退職の意志を伝えたのは、退職予定の3か月以上前。引継ぎ等も考えて予定を立てていることを伝えると、そこにも驚いていました。なかなかそこまで綺麗に辞める人はいないとのこと。円満退職って難しいんですねー。
退職手続き
退職予定日まで1か月となったとき、そろそろ手続きとか大丈夫かな?と思うように。面談した人事に連絡してみたところ、驚愕の事実が明らかになったのでした。
退職手続きは手続き担当部署に連絡しなければなりません。まだ連絡は行っていませんので、上長から連絡をしてもらってください
え、俺まだ退職手続き始まってなかったの?、、、
プロセスがしっかりしている!って褒めたの前言撤回。慌てて上司にこのことを伝えます。
え?俺が連絡しないといけないの!?
はい、、、すみません、、、、
会社のイントラをチェックしていたんですけど、
- 転居
- 結婚
- 出産
- 扶養
など、各種手続きの説明や規定の掲載はあるのですが、肝心の「退職」がないんですよね。退職しようと思っても説明が一切ない。これクレジットカード会社のホームページに解約についての掲載が一切ないのと同じですね笑。でも電話すれば結構簡単に解約できるとこも似ている。。。とりあえず、円満退職にならない人も多いとのことですが、まずは退職についての説明を掲載するべきでは?と思いましたね。
退職手続き書類
人事から退職手続き書類が届くので、記入して捺印するだけです。
- 退職届
- 健康保険関連
- 厚生年金基金(企業年金)関連
- 特許関連
くらいでしたかね。企業によりけりですが、一定規模の企業になると健康保険は従業員で団体作ってる場合が多いので、その手続きが会社と必要です。また、会社が企業年金を導入していると、脱退一時金の申請または別の基金へ積立移譲の手続きが必要となります。僕は入社4年ということで額がとても少ないので、脱退一時金をもらうことにしました。あとは、所属中に特許取得しているので、退職後に莫大な利益を生み出した場合などに備えて、その手続きを行います。
- 自動車保険
- 生命保険
- 医療保険
給与天引きになっている各種保険も手続きが必要です。基本的に給与天引きから口座引き落としに変更となります。次の会社も給与天引きできるなら、そのように手続きしてください。給与天引きにすると、会社が確定申告を一緒にやってくれるので楽ですよ。
貸与物の返却
社員証や健康保険証、制服や作業着の返却が必要です。あーやべ、部屋にしまってある作業着とか取り出さなきゃだなあ。。めんどくさいw
とまあ、退職までの一連の流れは以上となります。まだ退職してないので、「あ、やべ!」みたいなことが発生するかもしれませんが、そのときはまた書くことにしますね!
おしまい。