今回発生した熊本県益城町の大地震は活断層型の地震のようです。非常に震源が浅いため、余震が活発であることが予想されています。この活断層、以前から存在が分かっていた断層のようです。
九州の活断層
活断層地震の確率、九州は30年内に30~42% :日本経済新聞
九州にも活断層はいっぱいあります。今回の震源地である熊本市の東側にも1本の活断層が確認できますね。2013年の日経の記事で指摘されているので、既知の活断層です。
活断層データベースにも登録済み
今回の大地震はこの活断層が引き起こしたようです。
2011年10月にも同様の地震が発生
個人的には2011年10月に熊本県菊池市で発生した地震と似ているなと感じました。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1110/06b/kaisetsu201110060130.pdf
- 2011年10月5日23時33分頃に発生
- マグニチュード4.5
- 最大震度5強
- 震源深さ10km
今回の震源地に近く、震源深さも同じです。マグニチュードの違いが、そのまま被害規模の違いになっているように見えます。菊池市に活断層があったかどうかは分かりませんが、今回の地震は九州が南北に引っ張られることで発生する地震ということですので、この地震も何らかの関係があるかもしれません(前震とまで呼べるかは分かりません)。
活断層型なので南海トラフと関連性はない
今回の地震は活断層型なので、プレート型の地震と関連性はありません。しかし、なぜかTwitterでは南海トラフの予兆ではないかと騒がれているようです。今の科学は完璧ではないので、もしかしたらもしかするかもしれませんが、それは今回の地震が起きた起きないに限らずリスクは同じです。起きないことを祈るだけでなく、起きたときを考えて行動しておかないといけませんね。今一度、震災グッズを揃えておきますかね。。
おしまい。