今月、天皇皇后陛下の公務が一部取りやめになりました。理由は両陛下の年齢を考慮した日程にしたいというもの。確かに以前から年齢に配慮した日程にできないのか?という議論はありました。今回は公務日程がどのくらい忙しいのかと、その議論についてまとめました。
今年の公務が公表されていない日数をカウントしてみた
天皇皇后陛下のご日程は宮内庁のホームページで公開されています。ここに何も公開されていない日数を月別にカウントしてみました。何も公開されていないということは、基本的に休みということでいのかな?
す、すくない、、、
2月を除き、1週間に1日あるかないかです。4月に至っては公務で1週間以上埋まっている期間もありますね。更に、全国を飛び回ることもあれば、1月にはフィリピンで4泊しています。度重なる公務と長い移動時間はかなりの重労働でしょう。そして休む時間もあまりないことが分かります。
天皇皇后陛下のご年齢
天皇陛下は82歳、皇后陛下は81歳になります。正直、休みが1週間に1日あるかないかというのは負担が大きすぎます。
終身天皇制について
天皇陛下が終身制になったのは明治時代からです。当時の明治政府が天皇陛下を終身制に改めました。それまでは途中で皇位継承することもあったわけです。大名も亡くなって嫡子が家督を継ぐケースもあれば、存命中に嫡子に家督を継ぎ、しばらく裏舞台で支援する、あるいは実験を握ったままにするケースなどありました。
しかし、誰もが若いときと同じように働くことが困難であるように、天皇皇后陛下も永遠に同じ公務日程をこなすことは困難です。とはいえ、公務は簡単に減らすことができないものも多いでしょう。そうなると、終身天皇制を再び改め、天皇定年制が必要ではないかという声も出てきました。特に印象的だったのは秋篠宮殿下が定年制に言及したことです。皇族の中からも定年制の声が出るわけですから、これは真剣に検討しないといけませんよね?
同年齢でバリバリ働いている人っているの?
鈴木敏文氏
【アイツだけは許せない】直撃!鈴木敏文「裏切り者たちに告ぐ」
— 現代ビジネス (@gendai_biz) 2016年4月27日
「(裏では別のことをしている人間がいたということですか)そうそう。そういうことは絶対にね、許さない」 https://t.co/kUScYqrj59 pic.twitter.com/3WK7eZmJL7
83歳と天皇皇后陛下とほぼ同い年。小売最大手のイトーヨーカドーとセブンイレブンの最高責任者。直近でも5年連続で過去最高益を更新し続けてきました。ワケあって退任に追い込まれましたが、本人はまだまだやれるという雰囲気です。
鈴木修氏
軽自動車の雄・スズキの「迷走」~カリスマ経営者・鈴木修会長も老いには勝てぬか - 現代ビジネス https://t.co/z09p5mUxLL pic.twitter.com/VWNwegs3k1
— 飲んだら乗るな (@nonnoru) 2016年3月25日
なんと86歳!この歳にして売り上げ3兆円の大企業、スズキの最高責任者。何度かトップを退き、後任に任せようとしましたが、その都度経営が悪化して返り咲いています。このため、鈴木修氏なきスズキはどうなるのか?と以前から不安視されています。
とまあ、ここまで元気に働けるひとも多くはありません。定年制などの議論はありますが、とりあえずお身体の負担にならないよう公務日程を配慮していただきたいものですね。
おしまい。