前回は九州の高校の0時限目の存在について書きました。が、まだ九州の高校には恐るべき文化があります。そうです風紀指導です。
風紀指導とは
風紀指導とは校則を守っているかどうかをチェックするイベントです。全生徒が集められ、その場で先生が1人ずつチェックしていきます。まるで家畜の出荷前調査のように。チェック項目は主に下記の通りです。
男子生徒
- 前髪が眉毛にかかっていないか
- 横髪が耳にかかってないか
- 後ろ髪で首が隠れていないか
- 髪は黒いか
- 眉毛に手を入れていないか
- シャツはズボンに入れているか
- ズボンは腰の高さまで上げているか
- 靴下はスネまでの長さがあるか
- 生徒手帳を携帯しているか
女子生徒
- 髪は黒いか
- パーマをしていないか
- 化粧をしていないか
- 眉毛に手を入れていないか
- スカートで膝が隠れているか
- 生徒手帳を携帯しているか
非常に細かい。これを全生徒に行うのです。まじで人権侵害レベル。
ガチで調べる
しかもガチで調べます。定規やメジャーを使ってミリ単位で計測します。そして少しでも校則違反だったらアウト。僕が一番頭にきたのは、髪を散髪した翌日に風紀指導を受けてアウトになったことです。別に長くもないし、サッパリとしていたのですが、ちょっとだけ横髪が耳にかかっていたと言う。で、だから何なの?
アウトになるとどうなるか
アウトになると翌日放課後に集められます。このときまでに反省文と担任の先生のチェックが必要となります。召集後に行われるのは、説教と再チェックです。ここでまたアウトになると保護者が呼ばれます。
さらにさらに、3回風紀指導でアウトになると退学処分になります。これって私立高校じゃないですよ?公立高校です。髪の毛が3回ちょっと耳にかかると退学処分なんですね。
九州人が関東に来ると驚く
だから九州の人が関東に来て女子高生を見ると驚きます。
- めっちゃスカート短い
- めっちゃ化粧してる
- 髪を染めてる
衝撃です。九州でこんな女子高生がいると高校にクレームの電話が行くんです。それで風紀指導がまた厳しくなる。そのたびに、高校生らしい服装や格好をしなさいと説教くらいます。むしろミニスカートのほうが女子高生らしい格好なのでは。。。
という感じで、九州の高校はとにかく服装に厳しいのです。九州の女子高生はスッピンだし、スカートも長いなあ、さすが田舎だなーって思っていたら大間違いです。そんなことしようものなら面倒なことになるのです。とはいえ、学外では先生の目も届きにくくなるのでスカートを上げる生徒は多いですけどね。
おしまい。