歳を取ると時間の進みが早くなると言います。確かに僕も早くなっている気がします。ではなぜ時間が早くなるのか?一般的に言われている理由と、僕の持論についてまとめました。そして時間を長くする方法まで!
時間の割合が低下する
これは一般的にもよく言われていることですね。例えば、10歳にとっての1日と、50歳にとっての1日は、今までの人生に対する割合が全然違います。それぞれの人生のトータルは以下の日数になります。
- 10歳 365 x 10 = 3,650日
- 50歳 365 x 50 = 18,250日
つまり、それぞれに対する1日の割合は、
- 10歳 1 ÷ 3,650 = 0.02%
- 50歳 1 ÷ 18,250 = 0.005%
ケタが違いますね。分かりやすく言うと、
- 50歳にとっての1日は、10歳にとっての4.8時間
- 10歳にとっての4時48分は、50歳にとっての23時59分
となります。割合で考えるとこんなに違うのです。割合というと数学的でピンとこないかもしれませんが、重みと表現するとピンとくるのではないでしょうか?50歳にもなると1日の重みが軽くなるので、どうしても短く感じてしまうのです。
情報量が減る
これは僕が個人的に考えている理由です。時間の長さはその間に得た情報量で変わるというのが僕の持論です。情報量と聞くと難しい話のように感じるかもしれませんが、要は刺激があるかどうかということです。
例えば昼過ぎまで家でダラダラしていて、そこから外出した場合と、早朝5時から外出している場合では1日の長さが全然違います。それは寝ていたからだろうと思われるかもしれませんが、僕はこれを情報量の差が原因と考えています。行動すれば行動するほど入ってくる情報量が多くなるので、時間が長く感じるのです。
これを年代別に当てはめてみます。幼少期というのは、世の中すべてが真新しいもので、ちょっと外に出ると新しい情報だらけになります。10代も同様で、学校で次々と新しい知識が与えられ、頻繁に知らない人とコミュニケーションを取ることになります。世の中知らないこともまだまだ多く、入ってくる情報量は多いです。
これが30代、40代となっていくとどうでしょう?仕事もルーチン化しており、1年間で接する人間は家族と会社の部署の数名だけ。家と会社の往復で、休みの日はショッピングモールに行くだけ。これでは入ってくる情報量は幼少期や10代と比べて圧倒的に少ないです。入ってくる情報量が少ないと、後で振り返っても記憶がほとんどないので時間が短く感じてしまいます。歳を取ると時間が短くなるのはこの影響も大きいのではないかと思います。
実際に常に新しいことをしている40代、50代の人は「時間が短くなってきた」とはあまり言いませんよね。それは常に新しいことをしているため、入ってくる情報量が多くなっているからだと考えます。
時間を長くするには?
歳を取るごとに時間の割合が低下することは避けることができません。しかし、入ってくる情報量を増やすことは自分でコントロールできます。歳を取っても新しいことにチャレンジしたり、新しい趣味を始めてみたり、新しい人との出会いを積極的に求めることで入ってくる情報量というのは増やすことができます。そうすることで時間を長くし、有意義な人生が過ごせるのではないか?というのが僕の持論です。
相対性理論で時間の長さは一定ではないことが示唆されていますので、皆さん是非とも時間の長さをコントロールしてみましょー笑。
おしまい。