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アメリカ大統領選で誰がトランプとヒラリーに投票したのか詳細な内訳と支持層をまとめてみました

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こんにちはKeitaです。アメリカ大統領選挙でトランプ候補が勝利した動揺が未だ日本で収まりません。テレビではドナルドトランプがどんな人物なのか?どんな政策を実行するのか?日米関係はどなるか?で持ちきりです。そこで今回は遅くなってしまいましたが、どんな人がトランプ氏に票を入れたのかを調べてみました。

 

1. 人種

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トランプ氏は白人からしか支持されていません。

アメリカは今や白人国家ではないと言われますが、それでもなお、全国民の70%が白人です。白人至上主義な発言が多いトランプ氏ですから、当然白人以外からの支持は低くなってしまいます。特に黒人からの投票率は悲惨な状態です。一方で、ラテン系から3割もの票を獲得できたことがトランプ勝利に大きく寄与したとも言われています。メキシコとの国境に壁を作ると発言したことから、メキシコ系アメリカ人から反発があったのも事実ですが、違法移民に自分の職が奪われる懸念からトランプ支持に回った人が予想以上に多かったと推測されています。

 

2. 人種と性別

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人種に関わらず女性からの投票が落ちています。これは女性差別的、セクハラ問題が影響していることが明らかです。黒人女性に至っては隣国の大統領支持率なみの数字となっています。先日、トランプ支持の白人女子高生に暴行する黒人女子高生の映像が問題になっていましたが、この数字をみると、迂闊にトランプ支持なんて言えないのは分かりますね。

 

3. 学歴

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最初はあまり学歴は関係ないように見えたのですが、よく見ると学歴が上がるとヒラリー票が増えています。学歴がある人はヒラリーに投票する人が多かったようです。続けて、この学歴に人種の要素を加えてみます。

 

4. 学歴と人種

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学歴は白人に関してだけ関係あるようです。

面白いことに、白人を除くと学歴と投票傾向には関連性が見られません。が、白人に限ってみると学歴で大きく投票傾向が分かれています。白人の中でも比較的学歴のある人はトランプ氏に対して嫌悪感を持つ人が増えるようです。

 

5. 年収

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学歴が上がるとヒラリー票が増えるので、年収が上がるとヒラリー票が増えるのだと思っていました。が、結果は逆です。年収が上がるとトランプ票が増えていきます。どうしてこうなるのかは分かりません。もしかすると、年収と投票傾向が関係がなく、ただ単に高年収に白人の割合が高いだけなのかもしれません。

 

6. 最も大統領に求める能力

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トランプ氏に変革力を求めるひとが圧倒的に多いことが分かります。

現状のアメリカに不満を持つ人が多く、トランプ氏に希望の光を見出した人が多かったことが想像できます。冷静に政治家としての素質を重視する人はヒラリー氏に投票したこともうかがい知れます。しかし、何をもってトランプ氏に変革力を感じたのかは謎です。日本でもそうですが、停滞しているときは過激な発言をする候補に変革力や打開力を見出す傾向があります。なんとなく同じ背景を感じますね。

 

今回のこのデータはCNNの出口調査を元に棒グラフを作成しました。出口調査なので、実際とは幾分の誤差があることも予想されます。が、大まかな傾向は事実と相違ないのかなと。あとは、英語の翻訳ミスがあったらゴメンなさい笑。もしなにかあればご指摘いただければー。非常に項目が多いので、本記事が面白かったかたは元ネタも是非ご参照ください。

edition.cnn.com

 

おしまい。