こんにちはKeitaです。先日地元福岡県で朝倉市を中心とした集中豪雨で大きな被害が出てしまいました。実は梅雨の福岡って数日ほどえげつないくらい降るんですよ。どんだけ降るんだってくらい。一方で神奈川に引っ越してきて早6年。こっちの梅雨は全然雨が降りませんね…。職場で話したら「それは大人になって感じ方が変わっただけだよ」と信じてもらえなかったので、関東と九州の梅雨の降水量を調べてみました。
1.もくじ
2.最近の福岡の豪雨災害
15年くらい前からドカ雪ならぬドカ雨が増えた印象があります。実際に高校生くらいのときに実家のマンションも2度浸水しました。2度目は成人男性の胸あたりまで浸水したため、避難の遅れた車は全て廃車になりました。実家のマンションだけで数十台が廃車になったと思います。九州自動車道で大規模な土砂崩れが発生し、走行中の車が巻き込まれて夫婦が亡くなったニュースは衝撃的でした。高規格の高速道路で雨による土砂崩れというのは珍しいので。
3.九州と関東の梅雨の降水量の比較
それで僕の実感である「関東の梅雨は全然雨が降らない」は正しいのでしょうか。実際の数値で比較してみました。
一都三県の梅雨の降水量すくねぇ…
実感が正しかったことが証明されました。福岡は九州でも降水量は少ないほうなのですね。熊本や鹿児島の人が関東に行くと「梅雨なのに雨が降らない」「これは渇水になるのでは…」と心配してしまうのではないでしょうか。というか、こんなに少ないのに人口は多いのにどうやって水を確保しているんですかねえ…。
4.九州と関東の月別の降水量はどうなのか?
では月別の降水量を見てみますかね。九州代表は熊本、関東代表は東京で比較してみます。どちらも地域として傾向は同じでした。
熊本の月別降水量
これですよ。これこそ梅雨ですよ。雨季ですよ。
東京の月別降水量
おい梅雨どこいった
九州人からすると、梅雨が一番雨が多くなっていないことが衝撃。なんと関東は秋のほうが降雨量が多いようです。確かにそんな気がする…。2015年の鬼怒川の氾濫も秋でしたよね。しかしこのグラフをみると梅雨がないのに、梅雨入りと梅雨明けというのは何なのかという疑問が湧いてきてしまいます。だって梅雨明けの8月のほうが雨が多いじゃん。
大雨というのは津波ほど広範囲に影響を与えるものではないかもしれませんが、全く軽視できるものではありません。そもそも大雨は外を歩くのも大変で、クルマもワイパーを最速にしても1時間100ミリになると時速40キロでワイパーが追いつきません。避難が大変なんです。そうこうしているうちに河川は一気に水量を増します。なんとか避難や防災対策を進めて豪雨災害を減らしていきたいですね。。