原宿や表参道などオシャレスポットから霞ヶ関など政治地区、丸の内や大手町など金融ビジネス街を通るのが東京メトロ千代田線です。その遅延率は遅延していないことこそ奇跡という状態なのですが、その割に混雑率は高くはありません。今回は千代田線の混雑状況やその回避方法について書きます。
千代田線の運行状況
遅延率は驚異の95%
2017年の調査では東京メトロ千代田線の遅延率はなんと95%です。半蔵門線の100%に次ぐ第2位です。これだけ遅延するなら、そもそも不可能なダイヤを組んでいるということなのですが、なぜダイヤを実態に合わせないんでしょうかね…
混雑率は全国9位の178%
遅延は基本的に混雑による車両発車の遅れ等から引き起こされます。ということは千代田線の混雑率も凄まじいものなのでは?と思ってしまうのですが意外とそうでもありません。最混雑区間である北千住付近で全国9位の178%です。しかも、大手町から代々木上原間の混雑率はピーク時でも低く、使い方によっては快適な路線です。
千代田線の混雑回避方法
朝ラッシュ時は代々木上原方面には乗らない
千代田線は朝は代々木上原方面、夕方は綾瀬方面が混雑します。綾瀬方面には
- 常磐線
- 東武伊勢崎線
- 京成本線
- 山手線
- 京浜東北線
など通勤通学利用者の多い路線と数多く接続しています。このため、この各路線から乗り換え客や大手町など通勤客が押し寄せるため混雑します。
朝ラッシュ時は綾瀬方面に乗る
一方で代々木上原方面には、
- 山手線
- 小田急線
くらいしかありません。時間帯によっては表参道と明治神宮前(原宿)でメトロからJR線への乗り換え客が増えますが、北千住付近の混雑には劣ります。また、2018年3月から小田急線からの直通列車が大幅に増えたので代々木上原の始発電車は朝ラッシュ時でも座れる確率が高いです。また、夕方のラッシュ時は7時半を過ぎると大手町でも座って帰ることができます。
千代田線で通勤通学で住む場所
世田谷が千代田線使いに便利
千代田線使いは小田急線沿いの世田谷が便利です。2018年3月の複々線化により直通電車も増え、乗り換えなしで通勤通学できます。また、代々木上原は渋谷ですが、ここなら朝ラッシュ時でも座ることもできます。
最近は登戸も人気
最近は登戸も人気が出てきています。2018年3月から快速急行が止まるようになったので、新宿まで20分で行けるようになりました。また、原宿や表参道も20分、東京駅の丸の内まで30分なので新幹線へのアクセスも悪くありません。住所は神奈川県の川崎市になり、家賃も下がってきます。登戸はJR南武線も通っているので、武蔵小杉や川崎にも20分、30分のアクセスです。
参考
遅延多い路線ランキング ワーストは半蔵門、千代田線 ベストは京急、大江戸線 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)