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ぺぷしのーげん

アプリケーションエンジニア(C#er)による雑記ブログ

根管治療に失敗して激痛!たまらず別の歯医者で保険外治療を選択した経験談

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こんにちはKeitaです。皆さん歯の健康はいかがでしょうか。何も問題がないと何もしないのが人間の性ですが、いざ問題が発生すると辛いものです。幾つもの歯医者を渡り歩き、最終的に保険外治療に駆け込んで歯の激痛を治したことを書き記しておきます。

 

痛みの発生と原因特定まで4年かかった

神経にダイレクトに来る痛みが発生

4年くらい前から右上の奥歯が食事中にダイレクトに神経痛が起きるようになりました。噛むたびではなく、トンカツの衣のような小さくて少し硬いものを噛むときに何度か起きる程度でした。しかし痛みは強烈で「カキーン」とくるもの。最初は虫歯だと思い、歯医者さんに相談しました。念入りに調べてくれたのですが、虫歯は見当たらず、レントゲンを見ていても正常とのこと。器具で該当箇所をいくつか触っても痛みは起きず、様子をみる日々が続きました。

 

様子見を続けて3年目

それから3年ほどが経過します。相変わらずトンカツのようなものを食べるとたまに強烈な神経痛が起きていました。とはいえ、たまになのでトンカツとかは食べていました。1回食べるときに1回痛みが発生するかどうかだったからです。しかし、徐々にその回数は増えていたような気もします。ちょうどそのころ引っ越して行きつけの歯医者さんを探していたころでした。早速、最寄りの歯医者に行って相談してみることに。すると、こちらの話もほとんど聞くまでもなく

「親知らずが下の歯茎を傷つけているので、次回これを抜きますね」

と言われてしまいました。親知らずの話は全然していないのですが…。ちょっとこちらの話を聞いてくれなかったので、その歯医者は最初で最後となりました。

 

3つ目の歯医者で原因特定

しばらくして、そろそろ歯医者で歯の歯石取りをしないといけないなーと思い、再び新たな歯医者に足を運びます。そこでは歯の炎症が酷いと注意を受け、しばらくその治療を進めることとなります。そして治療が落ち着いたころに先生に聞かれます

「他に気になるところ、ありますか?」

特定の食べ物でしか起きないので、そこまで気にしていなかったのですが、例の神経痛の話をしてみました。すると、先生は話をよく聞いて入念に調べてくれました。


「もしかしたら、ここかもしれない…」

先生がレントゲン写真で指し示した場所は、小学生のころに虫歯で神経を抜き、今は銀歯が埋められている歯でした。治療済みなのに痛みが発生するの?と思いましたが、神経を抜いたあとに長年の月日で細菌が入り込み、神経を抜いた部分で細菌が繁殖することがあるそうです。後々に調べて分かりましたが、これを根管治療(根幹治療)と呼ぶそうです。

 

根管治療とは

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専門家の説明ではないことに留意してください。左図は虫歯を削り、神経を抜いた直後の歯です。見てのとおり、中は空洞で歯ブラシが届くわけもなく、このままではあっという間に虫歯となり歯は取り返しのつかないことになります。そのため、右図のように神経があった部分は薬剤で充填し、銀歯でフタをして補強しておきます。これが神経を抜いた虫歯治療後の状態です。

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しかしながら、神経の部分は細いため、薬剤を充填するのは難しいそうです。もし薬剤が充填できておらず、中に空洞ができてしまっていた場合、長い時間かけて細菌が繁殖してしまうことがあります。これが神経を抜いた後にくる激痛の原因です。一度この痛みが発生してしまうと、上の銀歯を取り外し、更に充填した薬剤を全て取り除き消毒する必要があります。そして再び薬剤を充填してフタをするという大工事、これが根管治療なのです。

 

原因を特定したが、半年以上経過しても治らない

さて、話を治療に戻します。今回は3つ目の歯医者でしたが、話を良く聞いてくれるし、注意するときは躊躇なく注意してくれる良い歯医者でした。銀歯を取り除き、薬剤の取り除きに入ります。しかしこの薬剤の取り除きが大変なんです。空間が細いため薬剤の充填が難しいということは、取り除くのも難しいことを意味します。さらに、良い歯医者であるがために予約は常に満席。通院患者であるにも関わらず、次の予約は2週間後。それも半年後には1か月後にまで伸びてきていました。

さすがに半年経過しても薬剤の取り除きが完了しないことに疑問を抱いてきます。僕が根管治療について調べ始めたのはこの頃でした。そして「根管治療は神経を抜いた部分が露わになるため、早期に一気に治療しなければならない」という情報を目にします。え、僕もう半年以上治療を続けているのですが…。

 

次第に激痛に襲われ始める

今までは特定のものを食べているときにズキーンと来る程度でしたが、噛むだけで痛む日が出てきます。それでも先生は「頑張りましょう!」と言い、対処療法で状況は改善していたので通院を続けていました。しかし終わりは突然に迎えます。


「まだ痛みはありますかね?そうですかー、ではもっと薬剤を取り除いて消毒しないといけませんね。治るかなー?笑。頑張りましょう!」

 

この先生の「治るかなー」で心境が一気に変わります。そうか、先生も確信があって治療を続けているのではないのだなと。そして支払いの際に決定的な一言をもらいます。


歯科衛生士「次の来院はいつになされますか?」

僕    「直近でいつ開いていますか?」

歯科衛生士「一か月以上さきです」

 

一か月以上さき?

 

早期治療が重要と言われている根管治療なのに次の治療が1か月以上先です。これでは治るどころか悪化しているのではないか。そんな恐怖が湧いてきます。同時に、その日変えた消毒液が今までの人生にない激痛を生み出します。

本当に痛いなんてもんじゃない。激痛です!激痛!あまりの痛さにTwitterに「助けて」とツイートするくらいです。歯の痛みは身体のどの痛みよりも精神的に辛いと言う人もいますが、分かります。マジでいたくて何もできない。寝れない。ピーク時は東部右半分は顔面麻痺状態です。頭のテッペンから顎の先端まで痛い。歯の神経痛というのは想像を絶する痛さです。保冷剤をダイレクトに患部に当て、痛い痛い痛いタスケテタスケテとバイオハザードのようなセリフを唱えながらその日は頑張って寝ました。

翌朝起きると痛みは治まりました。が、患部に感覚はありません。歯の存在を知覚することができないんです。鏡で見てみるとそこに歯はありましたが、常に歯が抜けているような感覚が続きます。食事は当然できません。噛むと激痛が走ります。3日間は離乳食やヨーグルトしか食べられませんでした。

 

藁にも縋る思いで根管治療専門の歯医者を探す

激痛に耐え切れず、お金で解決するなら何十万払ってもいいから治してほしい。すぐにググって根管治療を専門でやっているような歯医者がないかを調べてみたら、結構あるんですなこれが(もっと早く調べろよ)。初めて首都圏に引っ越してきて良かったと思った瞬間かもしれません。東京すげーよ…。最先端の治療ができる歯医者が東京にはたくさんあるんですね。会社から一番近い東京駅八重洲口(銀座)の歯医者に電話し、診察してもらうことにしました。

 

根管治療の開始

数えてみれば4つ目の歯医者です。さすが銀座の歯医者。歯医者さんが1人じゃないんですよ、何人もいるんですよ。歯科衛生士さんかと思ってたら歯医者さんでしたからね。え、この作業も歯医者さんがやるの?という感じ。なんという贅沢。ちなみに治療は全部個室です。こんな服装で来てしまって良かったのか。この銀座の歯医者では、まず今までの経緯を説明します。

  • 別の歯医者で根管治療を半年以上行っている
  • その歯医者は1ヵ月に1度しか通院できない
  • 先日激痛に襲われた

すると状況を調べたいのだが、正確に調べるには保険外のレントゲンも使いたいとのこと。1回の自己負担は3000円ほど。お金は払うから徹底的に調べて完治させてください、お願いします…。

 

院長先生から衝撃の発言が連発

レントゲンを見ながら院長先生が入室して来るやいなや衝撃の発言を連発してきます。

  • 半年も根管治療が終わらないなんてあり得ない
  • 普通は2~3日で終わる
  • 本当に治療してたの?薬剤まったく取れてないんだけど?
  • 根管治療が全然できてないから悪化してるよ。虫歯できてる
  • 今の歯医者で治療つづけてたら抜くとこだったね

 

(´;ω;`)ブワッ

 

さっさと薬剤を取り除いて消毒してしまいましょうと言われ、その日のうちに薬剤は全部取り除かれました。うそだろ…。

 

治療方法の選択

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先に薬剤の充填は難しいと書きました。それは領域が狭く、中が見えないからです。しかし実はこの問題を解決する方法があります。それはマイクロスコープを使う方法です。マイクロスコープは高価な装置なので、設置している歯医者はとても少ないです。が、都内には結構ありますね。東京すごい。ただし、このマイクロスコープを使う治療は保険が効きません。全額自己負担です。歯医者によって料金は様々ですが、この歯医者では17万円でした。保険を使った治療では同じ歯医者でも数千円で治療可能だそうですが、先述したように薬剤充填が不十分となる可能性があります。どちらを選択したかって?ええもちろん、17万円を選びましたよ。二度とあの痛みはごめんだし、そもそも保険外治療に飛び込んだつもりで来てましたから。

 

初日の治療

治療方法が保険外と決まったので早速治療を開始します。初日はまず薬剤を取り除いて患部を消毒することからです。ってか、それを半年以上続けていたわけですが…。そして、その日のうちに薬剤を全て取り除き幹部の消毒を済ませてしまいました。すごい…。

とはいえ瞬時に作業が終了したわけではありません。1時間はかかりました。その間、院長先生が付きっきりで作業してくれたんですね。ここが保険外の特徴でもあります。というのも、保険治療だと時間をかけると赤字になってしまうため、小さな作業を数日に分けて行ったりするわけですね。それだと根管治療としてはマズい。一気に全部の作業をやってしまえるわけです。まあ、この歯医者さんだったら保険治療では別の歯医者さんが時間をかけてやるだけなのかもしれませんが…。

 

2日目の治療

銀座という立地からなのか何なのか分かりませんが、この歯医者さんは予約がかなり取りやすいのも特徴。普通に翌週で好きな曜日が選択できました。そして翌週の治療2日目。また消毒するのかな?と思ったら今日はもう薬剤を充填すると言います。え?もう患部の消毒はいいの?終わり?マイクロスコープを取り出して薬剤を充填し、レントゲンで隙間なく充填されているのを確認して終わってしまいました。うそーん。そして次回は詰め物とフタをすることになります。

 

3日目の治療

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最初に薬剤を充填してフタをすると書きましたが、正確には薬剤とフタの間に詰め物があるそうです。この詰め物とフタの素材の選択を求められました。保険適用の素材でも良いのですが、耐久年数を考えると保険外の素材が良いとか…。保険適用だと銀歯なので3000円とかでしたかね。保険外の素材だとモノによりますが、15万とかでした。え?15万?…。もうそれで激痛から解放されるならそれでいいよ…。コミコミで17万強くらいだったと思います。根管治療に40万円弱つかってしまいましたねー。この日は詰め物をしてフタの型取りをして終了。

 

4日目の治療

さて、いよいよ完成したフタを治療した歯に被せます。僕が選んだのはジルコニアという素材でできたものです。融点が2700度なので熱いものを食べてもビクともしません(オーバースペックすぎるわ)。色が歯の色とほぼ同じなので、肉眼では未治療の健康な歯にしか見えず、女性が前歯の治療を隠したいときなどに使われるようです(俺おとこやし、奥歯やん。もともと銀歯やったわけやし)。というわけで、これで全治療が完了しました。前の歯医者では半年かけて進捗ほぼゼロだったのが、この歯医者では4日間で治療が終わってしまいました…。期間としては週一で通院していたことと、お盆を挟んだことで1ヵ月くらいとなっています。

 

予後について

では実際に治ったのかどうか。2日目に薬剤を充填したときは圧迫感があり、なんとなく薬が効いている感がありました。その後、詰め物とフタをするわけですが、激痛は完全になくなったものの、噛んだ時の若干の痛みは1ヵ月は続きました。定期メンテナンスでそのことを報告しても「薬が効いてくるから徐々に痛みはなくなるよ」の一点張りで本当か?とも思っていたのですが、確かに徐々に痛みは治まってきたように思います。半年たった今では特定の食べ物を食べたときに起きていたカキーンという神経痛もあまり起きなくなってきました。たまに痛いときはまだありますが、明らかに頻度が落ちています。何はともあれ、治療中に襲われたあの激痛は全く起きていないので、まあ、高くついたものの保険外で治療した甲斐はあったかのように思います。

 

というわけで、皆さん歯は大事にしてください。その昔、芸能人は歯が命なんてCMが流行りましたが、とんでもない。歯は全人類にとって命ですよ。これがないと食事ができないので、他の身体がいかに健康でも不幸になります。食事が辛いって本当に地獄です。もし今の歯医者でなかなか症状が改善しない、治療が長引いている方は是非とも他の歯医者にも行ってみることをオススメします。確かに僕が通院していた歯医者では根管治療に失敗していましたが、その前の2つの歯医者では原因特定すらできなかったのですから。