先月ようやくSBIのiDeCoのプランをオリジナルプランからセレクトプランへ移行完了したわけですが、掛け金の配分をどうするかで悩んでしまいました。最終的にeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)全力にしたのですが、今回はその経緯と理由についてまとめます。
SBIのiDeCoのオリジナルプランの戦略
MSCIコクサイの一点張り
昔話題になったこのツイートからMSCIコクサイ連動型の投資信託ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックスに全額配分していました。
絶対確実ではないが、誰でも、そこそこの確率(50%以上?)で億万長者になる方法。まず週に合計8時間、コンビニ等(時給1000円強)でバイトする。増えた収入の月3万円をMSCIワールドに連動するインデックス投信で積立る。そして、これを40年続ける。はい、億万長者(1億)の出来上がり
— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) September 10, 2016
田端さんは今も定期的にMSCIコクサイ連動型の投資信託の購入を推奨してらっしゃいますね。確かに調べてみると安定した運用成果が長年出ているので確度は割と高そうです。
SBIのiDeCoのセレクトプランの戦略
最初は同様にMSCIコクサイの一点張りを検討する
最初は同様にMSCIコクサイの一点張りを考えていました。セレクトプランにはMSCIコクサイ連動型の投資信託が2つあります。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
いずれも手数料がオリジナルプランのニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックスの約半分です。こちらに乗り換えるだけで多大なメリットがあります。
最終的にS&P500の一点張りに決める
が、今回はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の一点張りに決めました。S&P500をインデックスとするので手数料はeMAXIS Slim 先進国株式インデックスやニッセイ外国株式インデックスファンドよりに対して45%くらい割高です。ただ、それでもオリジナルプランのニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックスより15%ほど割安なんですね。手数料が割安なのが魅力のMSCIコクサイ連動型より安い手数料でS&P500インデックスに乗り換えられると考えると割とお得感があります。
SBIのiDeCoのセレクトプランでなぜS&P500を選んだのか
MSCIコクサイのパフォーマンスの大半を米国株が稼いでいる
よく目にするのが米国株だけだと不安だから他の国もポートフォリオに入れたいという意見です。それも納得なのですが、eMAXIS Slim先進国株式インデックスやニッセイ外国株式インデックスファンドは構成比の68%が米国です。ポートフォリオの3割を別の国にしたリスクヘッジってそんなに大きいでしょうか?その3割も欧州や英国、カナダで大部分を占めています。個人的にはパフォーマンス低下する上にリスクヘッジできていない中途半端さを感じます。それなら100%を米国株に振っても良いのかなと。
S&P500がリスク分散を謳っている
そもそもS&P500が米国市場のインデックスとしては比較的安全性を意識したものとなっています。ダウはたった30企業ですし、ナスダックは西海岸のテックバブルの依存性が高いです。一方でS&P500は時価総額上位企業の集まりということで比較的お堅い企業も含まれているので比較的安全な構成となっています。
割と米国経済が停滞していた1980年代すらも右肩上がりなので長期投資には良いのかなと思いますね。40代後半とかになってくるとリセッションを意識して全力振りは徐々に解除したほうが良いと思いますが。
S&P500にスイッチングから3ヵ月後
とりあえずプラン移行手数料やスイッチング手数料は既に回収しました。米国株は高すぎるので一時的に30%とか吹っ飛ぶ可能性はありますが、そこでビビらずに40代半ばまでは粛々と買い増ししていく所存です。