色々諸事情があってポートフォリオの現金比率を上げていて数年分のNISA枠を捨てていましたが、現金比率が上がってきてマズイなと思ってきたので今年はNISA枠を使うことにしました。そこで何を買おうかと調べていたらグローバル3倍3分法ファンドという面白い投資信託を見つけたので買ってみることにしました。
グローバル3倍3分法ファンドの特徴
2018年10月に登場した新しい投資信託
グローバル3倍3分法ファンドは2018年10月に登場した新しい投資信託です。僕は2018年末にこの記事を見て知りました。
全世界株式にREITと国債を追加したポートフォリオ
リスク分散で最近は先進国株式だけでなく新興国も混ぜた全世界株式の投信も普及してきていますが、このグローバル3倍3分法ファンドはこれらに加えて
- 日本REIT
- 先進国REIT
- 日本国債
- 米国国債
- ドイツ国債
- イギリス国債
- オーストラリア国債
も組み込まれているのが特徴です。さらにさらに、株式・REIT・国債をそれぞれ3倍のレバレッジをかけて運用します。構成比は国債が2/3なので、株式とREITを運用しつつ倍額を国債でヘッジしながら運用という感じでしょうか。なんじゃこりゃという構成なのですが、これが今のところ結構パフォーマンスの評判がいいんですよね。
グローバル3倍3分法ファンドのパフォーマンス
開始1年間で20%の運用益
結果から述べると現在ちょうど開始から1年を迎えようとしてますが、設定来から20%のプラスです。これが本当にすごくて、ダウ・ナスダック・S&P500はこの1年間で横ばいですし、日経平均は下落、ドイツも横ばいで株式市場は世界的に伸びてなくて20%プラスです。日本REITが昨年から好調なので、そこら辺が寄与しているのかもしれません。
株式市場の下落に強い
開始当初に地合いが悪いときのパフォーマンスで意見が割れていたようですが、2019年初の比較的大きな世界株安でグローバル3倍3分法ファンドは下落幅において優秀なパフォーマンスを見せました。このパフォーマンスを見てからか2019年春頃から人気を伸ばしてきているようです。
バックテストではリーマンショックでもパフォーマンスは悪くないようです。国債は割と早く価格を戻すことが大きそうですね。
グローバル3倍3分法ファンドのリスク
すべてレバレッジ3倍で運用している
当たり前ですが、株式だけでなくREITや国債も下がるような大きな世界的リセッションが起きると耐えられません。レバレッジ3倍なのでヘッジが全く効かずに実態経済より大きな損害を受ける可能性があります。
実際にグローバル3倍3分法ファンドを積み立ててみた
通常NISAで月末積立を開始
グローバル3倍3分法ファンドは先物取引を利用しているためつみたてNISAでは買えないそうです。自分は通常NISAなので、SBI証券の積立買付を利用して通常NISAで積み立てていくことにしました。
積立開始から半年経過した結果
積立から半年が経過しましたが、現在のパフォーマンスはというと、
プラス9%です!
この半年間の世界経済状況から考えると、なかなか良いパフォーマンスなのではないかと思います。個人的には日本への投資はやりたくなかったのですが、結果として日本REITは今年大きく伸びてますし、個人の考えは捨てて全部に分散投資の強さというのを目の当たりにしています…。NISA枠を使い切る資金力がある人は毎月グローバル3倍3分法ファンドを積立買付で良い気もしますね…。120万円の枠で全部に360万円で運用できるわけですから。これは経済格差が広がるわけだわ。。