ぺぷしのーげん

大企業からスタートアップに転職したアプリケーションエンジニアのブログ

みずほ銀行の次期勘定系開発が予定通り総合テスト入りしたそうだけど死亡フラグが満載な件について|オンスケジュールなんて言葉は信じちゃダメですよ??

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「全てのプロジェクトが予定通り総合テスト入り」、みずほ銀行の次期勘定系開発が大詰め:ITpro

みずほ銀行の次期勘定系開発が暗礁に乗り上げているという報道が先日ありましたが、今回は予定通り総合テスト入りという報道がなされました。ITproの記事を読んでみると色々と衝撃を受けたので、今日はその感想を述べます。

 

なにがダメなのか

このような開発で何が一番問題なのかというと、その開発手法。先日は憶測で「どうせウォーターフォールで開発してるんでしょ?本当に理解に苦しみます」と書きました。

hazakurakeita.hatenablog.com

結構殴り書きの記事だったのですが、様々な場面で引用していただきました。ここまで反響があるとは思いませんでした。あんまり拡散されても困るのですが。。笑

そして本日予定通り総合テスト入りの報道がなされました。しかし、その記事を見て驚愕。

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「全てのプロジェクトが予定通り総合テスト入り」、みずほ銀行の次期勘定系開発が大詰め:ITpro

ほ、ほんとうにウォーターフォールやん。。。

信じられません。5年がかりのウォーターフォール型開発。誰が計画したのでしょうか。誰か止める人はいなかったのか。本当にこの開発手法しか知らないのか。ヤバイ。ヤバすぎるよ、このプロジェクト。。。これは本当に一般市民が竹槍で米軍を迎え撃つようなものですよ。あり得ないでしょう。。。触らぬウォーターフォールに炎上なしです。僕は関わりたくないですね。。

 

でもオンスケジュールって言ってるよ?

ここも突っ込みどころ満載なのですが、ソフトウェア・システム開発のプロジェクトマネジメントにおいて「オンスケジュール」という言葉に意味がないことは昔からの常識です。

もし要件定義や基本設計といった上流工程での重大な問題が明らかになれば、スケジュールの大幅な見直しを迫られる。加藤執行役員は、「要件定義の際、預金や融資といった業務ごとの作業部会で徹底的に議論した。要件変更を迫られるような事態はまずない」と自信をみせる。

みずほ銀行の次期勘定系開発が大詰め:ITpro

ネタでしょうか?これって「俺、この戦争が終わったら結婚するんだ…」という言葉と同じですよ。いわゆる超ベタな死亡フラグってやつです。徹底的に議論しても要件定義を完璧にすることが困難だからウォーターフォールはダメだと言われているんです。だから海外でウォーターフォールで開発している国はありません。徹底的に議論したから要件定義や基本設計に変更は迫られないという考えは1980年代から1990年代の思想ですよね。この思想はかなりマズイですよ。

もちろんウォーターフォールで開発できるシステムがあるのは重々承知しています。でもそれは小規模開発や案件に対してです。最近は小規模開発や案件にもウォーターフォールはダメだっていう人が日本でも増えています。それを超大規模案件をウォーターフォールで開発するとは…。

 

オンスケジュールという言葉は嘘です

前職で衝撃的な場面に遭遇したことがあります。各部署の開発進捗会議での出来事です。

本当は先週までに作業は終わるはずだったのですが、不具合修正が割り込みで入ってしまい、作業が今週から始まることになってしまいました。とりあえず、リリース日は延期せず予定通りに出すつもりなので、オンスケジュールです。

は?

そうなんです。オンスケジュールって「計画通りに進んでいます」という意味ではなく、「予定通りに完成するつもりです」という気持ちの表現で使っている人がいるんです。だから、このみずほ銀行の開発がオンスケジュールって言われても僕は懐疑的です。直前になって「実は間に合いません」なんてことはウォーターフォール型開発でよくある話です。

 

とにもかくにも、僕の懸念が無用の心配で終わることを祈るのみです。でもウォーターフォールで開発しているのでは?という予測が的中したので、この心配も表面化するのでは、、、

 

 

おしまい。