韓国は長年大統領に恵まれていないと言われていましたが、今回もやっぱしという感じです。いったいどうしてこうなるのか。どれだけ韓国が大統領に恵まれていないかをまとめてみましたよ。
朴槿恵大統領支持率5%…歴代最低 (中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース
李承晩
任期 1948年7月20日 – 1960年4月26日
竹島の問題で李承晩ラインという言葉が出ますよね。そのラインを言い出した大統領です。この人の最後やばいですね。
- 1959年(昭和34年) - 新潟日赤センター爆破未遂事件。
- 1960年(昭和35年) - 3月15日 大統領選挙。不正選挙が問題となり野党や国民の批判が公然化。
- 1960年(昭和35年)4月19日 - 不正選挙を糾弾するデモ隊と警官隊が衝突。死者186人。4月26日に下野を表明し、5月29日にハワイへ亡命(四月革命)。
- 1965年(昭和40年)7月19日 - 亡命先のハワイにて90歳で客死。
無茶苦茶だ。
日本でテロ未遂まで起こしてますね。
朴正煕
任期 1963年12月17日 – 1979年10月26日
- 1973年8月8日 - 大韓民国中央情報部(KCIA)が日本に滞在してた大韓民国の民主化運動家、金大中を拉致し、日本国の主権を侵害する金大中拉致事件が発生。
- 1974年8月15日 - 文世光による暗殺未遂事件発生、陸英修夫人が被災し死去(文世光事件)。
- 1976年 - アメリカ合衆国下院議員への買収工作(コリアゲート事件)を起こす
- 1979年10月26日 - 大韓民国中央情報部(KCIA)の金載圭に暗殺される(朴正煕暗殺事件)。享年61。
韓国は1990年くらいまでは軍事政権だったとは聞いてますが、なんかもう北朝鮮と大差ないですね。。韓国人とはいえ、日本で拉致を働くなんて今じゃ考えられません。やりたい放題。そして命狙われすぎでしょう。。。
金大中
軍事政権下の大統領というのは色々と問題があるものです、ちょっと飛ばして韓国が民主化して以降の最近の大統領をみてみましょう。
任期 1998年 – 2003年
韓国が軍事政権下の中、民主化運動家として活動していた金大中氏がついに大統領になりました。一時期は軍事政権下で死刑判決まで受けていたわけですから、すごいことです。北朝鮮への融和政策などでノーベル平和賞を受賞しています。やっと韓国にも民主化により良きリーダーが出てきたんですね。
しかし、南北首脳会談の直前に現代グループの北朝鮮への5億ドルの違法送金を容認したことが明らかになり、北朝鮮との劇的な首脳会談はその見返りだったのではないかという疑惑が浮上。ノーベル平和賞を不正送金で獲得したと批判されます。ノーベル賞の名誉に泥を塗ってしまいましたね。。
盧武鉉
任期 2003年2月25日 – 2008年2月24日
大統領就任中は目立った不祥事がなかった盧武鉉氏ですが、退任後にきな臭い話が浮上してきます。不正献金疑惑です。これにより、退任後に次々と親族が逮捕されていきます。盧武鉉氏本人は否定していたのですが、本人も操作の対象となり事情聴取が始まったころに投身自殺しています。自殺したことで黒だったという印象を強めてしまいました。
李明博
任期 2008年2月25日 – 2013年2月24日
現代グループを世界的企業に成長させ、ソウル市長時代にも自然環境を回復させるなど実績豊富で大統領となった李明博氏。経歴から経済政策には特に期待され、「経済大統領」とも呼ばれていました。しかし、米国とのFTAの批准により米国産牛の輸入再開などにより支持率が急落。さらに就任半年で100年に1度の経済ショックであるリーマンショックが遅い、経済面での手腕も当初は発揮できなかったようです。が、翌年からは経済立て直しで成果が現れ始め、支持率も回復してきたとのこと。
しかし、任期終盤に突如、
- 竹島への上陸
- 天皇陛下への謝罪要求
など反日姿勢を露わにし、日本との長い冷えた時代を作りだします。韓国側では当初支持されましたが、任期終盤での行動ということもあり、日韓関係を破壊して退任するという無責任な行為は韓国の一部議員からも非難されていたようです。次期大統領となった朴槿恵大統領は冷え切った日韓関係からスタートという最悪なバトンタッチを受けることとなります。
また、実兄や側近が斡旋収賄などの疑いで逮捕されています。このとき李明博氏自身も疑惑が浮上し、またも韓国大統領は退任後逮捕されるのか?となりましたが、現在まで動きはありません。このため、最後の日韓関係の破壊逃げさえなければ、歴代の大統領の中ではまずまずだったのではないでしょうか。
朴槿恵
任期 2013年2月25日 –
韓国で初の女性大統領であり、現職の大統領です。李明博前大統領に日韓関係を破壊された上に、10か月遅れて誕生する第二次安倍内閣のアベノミクスにより韓国の経済は深刻な不景気となります。その結果、親中政策へと傾くわけですが、チャイナショック等により経済浮揚も上手くいかず、また、米国に中国傾倒に対して注意を受けてしまいます。さらにセウォル号沈没事故の対応のマズさも相まって支持率は急落していきました。
その後は支持率はじわじわと回復してきたものの、2016年11月に国政介入疑惑が浮上して全て吹き飛びました。急落後の支持率は驚きの5%。
潘基文
次期大統領候補
番外編になりますが、現国連事務総長である潘基文氏が次期大統領候補と言われています。国連の事務総長を経験しているわけですから、大統領になるための肩書き、知名度は十分です。が、事務総長としての実績や手腕には疑問の点も多く、潘基文氏が韓国の大統領になった未来も正直クエッションマークが浮かび上がります。
- ISISの台頭
- エボラ出血熱の大流行
- 欧州金融危機
- シリア紛争
- ウクライナ問題
- 南シナ海諸島の中国埋め立て問題
- 北朝鮮核問題
これだけの世界的な問題に対して潘基文氏は存在感を示しているでしょうか?個人的には皆無です。潘基文氏が次期大統領の筆頭候補であるのであれば、残念ながら韓国の政治低迷はまだまだ続きそうです。
韓国は大統領を簡単に変えられない
なかなか大統領に恵まれない韓国ですが、それでも皆さん務めた任期は数年に及んでいます。そもそも大統領とは総理大臣より強い権限を持つ立場なので、簡単に変えることはできません。日本のように内閣不信任案など議会の力だけで辞めさせることはできないのです。
日本が毎年のように総理大臣を変えていたときに韓国では、
「日本は良い人になるまでドンドン変えられるから羨ましい。韓国なんて間違っても任期満了させないといけないから地獄だ」
なんて言う人もいたそうです。モノも見方とはこのことですね。
日本にとって韓国はただの隣国だけでなく、同じ民主主義、資本主義の同じグループに属する国です。戦略的にも非常に重要な国であるため、大統領の今後の動向は大きく影響を受けます。早く問題が解決して安定した国家運営をしていただきたいものですねー。
おしまい。