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はしかの原因から症状、予防、患者数の推移などをまとめました

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数年に一度はしかが流行して注意するように周知されることがあります。インフルエンザと違って毎年話題に上がらないので、その怖さや危険性を忘れてしまいます。今回は復習も兼ねてはしかについてまとめてみます。

はしかとは

はしかと麻しんと風疹の違い

はしかと麻しんは同じです。麻しんは麻疹と記述される場合もありますが、常用漢字のため麻しんと記述する場合が多いそうです。また、はしかや麻しんで検索すると風疹もよく出てきますが、これは別の病気だそうです。症状が似ているため、風疹の発症歴をはしかの発症歴と勘違いして予防接種不要と思っている人が少なからずいるのだそうです。

はしかの原因は麻しんウイルス

はしかの原因は麻しんウイルスです。麻しんウイルスに感染すると90%の確率ではしかを発症するそうです。ちなみに症状が似ている風疹は風疹ウイルスが原因であるため全く違う病気となります。

はしかの感染力は高い

はしかは感染力がとても高いそうです。毎年流行するインフルエンザウイルスのざっと10倍だそうです。

はしかの死亡率が高い

はしかで合併症を起こすと死亡リスクが高まります。脳症や肺炎を起こすと死亡率は10%を超えてくるので注意が必要です。感染力が高いので、この死亡率でも甚大な被害を発生してしまうことになります。

はしかの予防策

ウイルスにマスクは効果が期待できない

はしかの原因は麻しんウイルスの感染です。ウイルスはマスクの網目より十分に小さいので、マスクをしても予防効果は限定的です。これはインフルエンザにも当てはまります(マスクによる構内の湿度向上効果を考えるとインフルエンザで全く効果がないとも言えませんが)。むしろマスクは予防ではなく、感染者が感染拡大を防ぐためのものであると考えた方が良いです。

予防接種が効果的

はしかは2000年以降、世界で患者が激減していますが、その成果は予防接種によるものです。予防接種は2回行われ、生ワクチン(弱毒化した生きたウイルス)で抗体を身体に作らせます。日本国内では、20代後半から30代がこの予防接種を受けていない、あるいは1度しかしていない人が多いそうです。この年代は育児世代であり、妊婦がはしかにかかると幼児にも深刻な影響を与える可能性があることが分かっているので、自治体で妊婦や妊娠予定の女性、その配偶者の予防接種に補助金を設けているところも多いです。

また、はしかの予防接種は麻しん単独のものと、麻しんと風疹の混合のもの(MRワクチン)があります。MRワクチンを接種すると風疹の抗体も作れて効果的ですね。

はしかの患者数の推移

日本国内のはしか患者数

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引用:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/12/s1213-5g.html

日本は昔は幼少期にはしかに感染し、抗体をつけて大人は感染しないという状態だったそうですが、1966年から予防接種が開始され、その患者数はどんどん減っていきました。上図のデータは2000年までしかなく古いですが、ここ数年のはしかの患者数は年間で500人未満となっています。2015年に至っては過去最低の35人となっています。

世界のはしか患者数

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21世紀になって世界のはしかによる死者数は激減しています。これは世界的に予防接種が進められたためです。20世紀末は世界の感染症による死者数の7%弱をはしかが占めていたそうですが、今やはしかは人類にとって脅威ではなく根絶可能な感染症となってきています。とはいえ、未だに世界で9万人もの人がはしかで命を落としているので、はしかの予防接種の徹底を進めていく必要があるそうです。

参考文献

世界の麻疹対策における進捗状況、2000~2010年

FORTH|新着情報|世界の麻しんの発生状況- WHO

「麻疹の現状と今後の麻疹対策について」(国立感染症研究所 感染症情報センター)

はしか患者、一転増加 海外持ち込みで集団発生|【西日本新聞】

麻しんについて|厚生労働省

麻しんQ&A(麻疹ワクチンについて)

国立感染症研究所 感染症情報センター

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