こんにちはKeitaです。先日バイクの任意保険に誰も入っていないから僕も入らないというツイートが拡散炎上していました。この炎上をきっかけに任意保険を調べてみると色々と出てきたのでまとめます。
炎上したツイート
みんな任意保険なんていらないって言ってくれて少し安心した。
— まいタケ@ninja250krt納車予定 (@baikuininja) 2017年7月21日
入れとか言ってる人、任意保険入ってる人なんてほとんどいないと思いますよ😊
そもそも事故らないのに入る意味なんて少し考えたらわかると思います😜
こりゃ綺麗に燃えますわ。しかしこの人はまだ16歳くらいのようです。この年齢だと保険という考えは難しいかもしれません。
ninjaって何キロぐらい出るんかなー
— まいタケ@ninja250krt納車予定 (@baikuininja) 2017年7月21日
高速道路でバトルしてみたい
しかし「そもそも事故らないから任意保険不要」という考えなのに「高速道路でバトルしてみたい」というのは恐ろしい。
任意保険に入っている人はほとんどいない?
この人、「任意保険に入っている人はほとんどいない」ことも加入しない理由の一つとして挙げています。では実際の加入率はどうなのでしょうか。僕の記憶では7割くらいなのでほとんどいないというのは間違いということになります。が、これは自動車の場合です。
なんとバイクの任意保険加入率はたったの4割。過半数は任意保険に加入していないのです。つまりこの人が言っている「任意保険に入っている人はほとんどいない」は間違ってはいないのです。これは衝撃的事実でしたね。。。
任意保険に加入しないのは罪なのか
批判している人は
- 炎上している彼が怪我や障害を負った時のリスク
- 炎上している彼が他人に怪我や障害を負わせた時のリスク
の2点を根拠に批判しています。しかしこの批判は正しいのでしょうか。前者に関しては完全に自己責任ですし、本人がリスク回避不要と言っているのですから他人がとやかく言う必要はないでしょう。炎上までさせて強制することではありません。あくまで本人のリスクマネジメントで選択したリスクテイクです。では後者はどうでしょう。実はこれも少し違います。他人に怪我や障害を負わせた時のリスクというのも、その治療費や賠償金を払うリスクだからです。任意保険に加入しても怪我や障害を負わせること自体を防ぐことはできません。そして任意保険はその経済的賠償リスクを保証してくれるだけです。このため、これも前者と同じく自己責任で本人がリスクテイクしているだけです。他人がとやかく言うことではありません。
被害者はどうすればいいのか
あくまで保険は自分を守るもので他人を守るものではありません。怪我や障害の治療費と聞くと被害者のための保険と考えてしまいがちですが、そうではなく加害者の経済的負担を補償してくれるだけです。そう考えると、被害者は被害者で治療費が貰えないリスクを危惧するのであれば保険に加入しておくしかありません。例えば無保険特約と付けておくなどです。
対人賠償責任保険に加入していない、あるいは保険金が支払われないなど、賠償資力が十分でない相手の自動車(無保険車という)との事故により、被保険者(※)が死亡、または後遺障害を被った場合に、保険金をお支払いします。
対人賠償補償は被害者のためではなく加害者のためのという考えにしないといけないんだと思います。自分の身は自分で守る。あとはどこまでリスクを許容するかで保険の内容や特約内容を変えていきましょう。これこそがリスクマネジメントです。日本人が苦手なとこなので、ついつい炎上させたりしがちですが、他人を批判する前に自分の保険内容を見直したいところですね。個人的には良い機会となったのでした。