ぺぷしのーげん

大企業からスタートアップに転職したアプリケーションエンジニアのブログ

若年層で世帯年収300万円未満、ほぼ倍増←世帯年収というのが味噌

f:id:hazakurakeita:20150802114512j:plain

ぱくたそ - フリー写真素材・無料ダウンロード

30歳未満における世帯年収300万円未満の割合が20年で倍増したそうです。これに対しては、「若者に職がない」「老害が国を滅ぼす」などのコメントが殺到しています。もちろん、若者に対する現在の課題はありますが、この記事はそんなに単純な話ではありません。

 

比較しているのは世帯年収である。

倍増したのは世帯年収が300万円未満の割合です。ではこの世帯年収とはどういう数字なのでしょうか?

d.hatena.ne.jp

 上記のように、世帯全体の収入となります。つまり、年収が300万円未満の人が倍増したわけではないのです、あくまで年収の合計が300万円未満の世帯が倍増したのです。これって単純に若者の所得が減っているという話ではないのが分かるでしょうか?

 

急速に上昇していく未婚率

 世帯年収300万円未満が倍増した背景には、未婚率の急速な上昇があります。内閣府が公表している下記の資料を見てみてください。

f:id:hazakurakeita:20150802115758g:plain

第1-特-20図 生涯未婚率の推移(男女別) | 内閣府男女共同参画局

 世帯年収300万円未満が倍増したのは、1994年から2009年にかけての期間です。その間の生涯未婚率の推移を見てみると、女性は5%から10%、男性は5%から22%へと大幅に増加しています。このことから、若年層に占める1人世帯の割合が大幅に増加していることが推測できます。世帯年収は世帯全員の年収であるはずなのに、現在の若年層は世帯年収=個人年収となってきているのです。

 

では実際に若者の年収は減っているのか?

そもそもサラリーマン全体の年収が20年間減少傾向なわけです。当然若者の年収も程度の差はありますが、同様に下がってきています。しかし、データを見ても個人の年収300万円未満が倍増するほど急落はしていません。

nensyu-labo.com

やはり、世帯年収300万円未満が倍増した原因は未婚率の上昇によるものが大きいのではないでしょうか?

 

www.yomiuri.co.jp