プログラミングを習得するのに大事なことは「ハマること」でした。しかし、「こういうアプリが作りたい!」「こういうサービスで起業したい!」という気持ちは強くてもプログラミングにハマらない人も結構多いのではないかと思います。ではどうするか?誰かに作ってもらうしかありません。
どのくらいのお金が必要なの?
アプリやWEBサービスなどの開発費の大半を占めるのは人件費です。このため、開発規模に比例します。何人のプログラマーが何日、何週間で作ることができるのかがそのまま開発費に反映されます。
特にアプリ開発エンジニアは深刻な人手不足に陥っています。この手のエンジニアで一人前の技量と経験があれば年収一千万以上で雇ってくれるところを探すのもそんなに難しい話ではないかと思います。つまり、あなたは年収一千万のエンジニアをどのくらいの時間拘束するかがアプリの開発費となるのです。
で、結局アプリの開発費はいくらなのさ?
開発期間が1か月のアプリで100万円です。もちろんこれはザックリとした値なので、会社やフリーのエンジニアによって上下します。しかし、どんなに安くても会社なら60万円、個人でも30万はきらないでしょう。特に会社で60万円を割ってくると、同時進行で別の仕事を請け負っていない限り赤字になります。
例えば東京で初心者のプログラマーでも年収350~400万円は発生するでしょう。そうなると月給は30万くらいです。これに社会保障費や総務など管理費等々を加味すると50万の売り上げでも赤字でしょう。やはり1か月60万円を割ってくると逆に怪しいのではないでしょうか。
開発期間が1か月ってどんなアプリ?
外注先のレベルによります。結局開発期間が開発費と比例するので、レベルが低い会社は単価が安くても時間がかかり、結局高くなる場合もあります(更に質が悪かったらもう最悪)。ちなみに、ガンホーのパズドラは開発期間が5か月であることが公表されています。
しかし、動員しているエンジニアは1人ではないので、5か月で数千万円の開発費になっています。
アプリの開発費を安く済ませる方法はないの?
クラウドソーシングで個人に頼むと安いです。
場合によっては1か月で30万円を割る外注先が見つかることもあるかもしれません。しかし、安かろう悪かろうになるリスクも理解しないと痛い目に遭います。同じ30万円でも、会社の仕事が落ち着いていて副業で受注開発をしている人もいれば、本当に初心者でまずは実績が欲しいだけという人もいるからです。ある程度調べれば回避もできそうですが、「プログラミングが分からないからエンジニアの選別もできない」という声も聞くので、実際難しいのでしょうね。
さて、皆さんはアプリの開発費を高いと感じましたか?それとも安いと感じたでしょうか?