アメリカでPokemonGOというスマホアプリゲームがリリースされ大ヒット。社会現象まで巻き起こしているそうです。
PokemonGOとは
任天堂のアメリカの子会社である株式会社ポケモンが総合プロデュースし、Googleから独立したベンチャー企業Nianticが開発したスマホアプリゲームです。Nianticは世界的にヒットしたGPSを使ったゲーム、INGRESSを開発した企業でもあります。位置ゲーと呼ばれるものですね。7月6日にアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでサービスが開始されました。
ARとGPSを使ったゲーム
PokemonGOはARとGPSを使ったゲームです。PokemonGOをインストールしたスマホを持って歩いていると、あるときスマホにプッシュ通知が来て、スマホのカメラ越しに前を見てみると、そこにポケモンがいるという仕掛け。ポケモンと遭遇したらゲットしましょう。
アメリカで社会現象
まだサービス開始から間もないですが、既にアメリカでは社会現象となっているようです。
- レストランがポケモンゲット目的の入店を禁止
- ポケモンを探していた女性が人の遺体を発見
- ポケモンの出現場所に強盗が待機して複数人が被害
といったことが報道されています。また、Twitterを見てみると、仕事中の警官がPokemonGOをやっていたりと、日本の報道が過剰ではないことがよく分かります。
Weddings, delivery rooms and a funeral? #PokemonGO has officially taken over everyone's lives #OrangeRoom https://t.co/Sqhxz39FJu
— TODAY (@TODAYshow) 2016年7月12日
アメリカでは最近銃乱射事件や人種差別問題などショッキングなニュースが多かったので、久しぶりの平和な話題として重宝しているそうです。
Boss talk. 😳 #PokemonGo @KPRC2 pic.twitter.com/MAAPT0dk5Q
— Jennifer Reyna (@JenniferReyna) 2016年7月12日
仕事中にやったらクビだからな!!の張り紙。
私たちはあなたの仕事にお金を支払っているのであって、あなたがスマホのゲームキャラクターを追いかけることに支払っているのではありません。休憩時間と昼休みまで我慢してください。さもなければ解雇されることで、ポケモンゲットだぜの時間が大量に手に入ることになりますよ。
訳してみたらアメリカンジョークだったwww
PokemonGOの売り上げもすごい
まだサービス開始から間もないですが、その売り上げは4日で14億円にも達したそうです。月間100億円ペース。2015年度のDeNAの欧米売上は81億円でした。任天堂は1ヵ月で追い抜いてしまいました。。。今までDeNAやグリーが米国市場進出をして痛い目を見てきましたが、任天堂は輝かしい米国スマホゲーム市場デビューとなりそうです。
任天堂の株価もすごい
任天堂の株価もすごいことになっています。ここ数日で時価総額は9,000億円も増えました。これは日本のスマホゲーム御三家の時価総額の合計に匹敵します。
- ガンホー 3,194億円
- mixi 3,616億円
- コロプラ 2,772億円
- 合計 9,582億円
たった数日で任天堂は上記の3社分も大きくなりました。今も株価は上昇しているので、これにDeNAの4,089億円を足した額を超える可能性もゼロではないですね。。。
しかし若干悲しい
任天堂のゲームがアメリカで大ヒットしているのは嬉しいのですが、総合プロデュースの株式会社ポケモンもNianticもアメリカの会社です。任天堂は出資こそしてますが、正直貢献度は「?」といったところ。一方で日本のDeNAと共同で開発したミートモはどうなったんですかね。。?
日本のDeNAが開発したミートモは残念な状態で、アメリカのNianticが開発したPokemonGoはロケットスタートで、なんか全てを表している気がする。 #ポケモンGO
— Keita (@HazakuraKeita) 2016年7月12日
現実は厳しい
— Keita (@HazakuraKeita) 2016年7月12日
Oh, My God...
That's all.